【K-1】難病の少年のために戦うANIMAL☆KOJI「その長い首を刈ってやるから」と王者カリミアンに宣戦布告

　2021年3月28日(日)東京・日本武道館で開催された『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K’FESTA.4 Day.2～』の一夜明け会見が、29日（月）都内にて行われた。 　第16試合のスーパーファイトK-1クルーザー級3分3R延長1Rで、愛鷹亮（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）に判定3-0（28-26、28-27×3）で勝利したANIMAL☆KOJI（LEGION TOP TEAM）が会見に出席。前夜の試合を振り返った。 「試合は僕が負けると思っていた人が大半だったと思うんですけれど、その中でも僕を信じてきくれた人を肯定したいという気持ちと、先日も言いましたけれど、中学1年生のユウ君が突如難病に悩まされていて、その中でバナナを食べて頑張っているという写真が送られてきて、僕は凄い励みになりました。僕も昔は難病になったことがあって、それを克服して今があります。難病がある人、いっぱいいると思うんですけれど、そういう人たちにも克服できるということ、バナナ最強説をしっかり証明したかったです」と、勝ちたい理由があったと話すKOJI。 　戦った愛鷹の印象を聞かれると「やっぱり愛鷹選手のエレファントパンチをもろに食らって、パンチ自体も重かったですし、勝ってやろうという気持ちも凄い伝わったし、僕も首がもげてでも絶対に勝ってやろうと思っていたので、本当に魂の日本男児でした」と、相手の魂が伝わったという。 「やっぱり武尊選手の試合はテクニックがあって、レオナ選手といい試合だったと思いますし、僕らは僕らでああいうテクニカルな動きはできないけれど、魂と魂がぶつかった試合になったかなと思います」と、クルーザー級の迫力ある試合はできたのではないかとした。　今後の目標を聞かれると「昨日も言いましたけれど、次は7月に僕の地元の福岡で試合があるみたいなので、そこを満員にしてチャンピオンとタイトルマッチです」と、K-1デビューの地でもある福岡でタイトルに挑みたいとする。 　そして会見場にいた現K-1クルーザー級王者シナ・カリミアン（イラン/POWER OF DREAM）を見据え、「まずはシナ選手、コングラッチュレーション、チャンピオン！ 昨日は激戦だったので、しっかりダメージを抜いて、その長い首を狩ってやるから」と宣戦布告。 　昨日のカリミアンの試合を見ても勝てる自信はあるかと問われると「もちろん」と自信満々に答えた。カリミアンを動物に例えるとどの動物かと聞かれると「キリンじゃないな。どっちかって言うと、恐竜チックですね」と称した。 　ちなみに、計量が終わってから試合までバナナを何本食べたかの質問には、「4本ぐらいですね」と意外と少ない数字。「正直、僕は減量が全然ないので、全然お腹が空かなくて。だから、（一緒に会見に出た）城戸選手はめちゃくちゃイライラしてただろうなと思いながら、僕はめちゃめちゃ元気だったんですよ」と笑った。