6月21日(金)東京・後楽園ホール『K-1 KRUSH FIGHT.102』の記者会見が4月24日(水)都内にて行われ、対戦カード第一弾が発表された。
K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級タイトルマッチとして、王者ジョーダン・ピケオー(オランダ)に神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)が挑戦する。
ピケオーは2015年5月に初来日し、当時国内トップの実力者だった佐藤嘉洋をKOして注目を集めた。同年7月の『K-1 WORLD GP -70kg初代王座決定トーナメント』では決勝でマラット・グレゴリアンに敗れるも、1回戦と準決勝はKO勝ちして準優勝。その後は現在までチンギス・アラゾフに敗れたのみで、日菜太、木村“フィリップ”ミノル、野杁正明といった国内強豪たちを軒並み撃破し、日本人相手に無敗を誇る。今回が5度目の防衛戦。戦績は45勝(20KO)7敗1分。
挑戦者の神保は第4回K-1チャレンジAクラス -70kgで優勝して、2015年6月にプロデビュー。2018年1月に第3代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級王者の中島弘貴を破る金星を得て、昨年12月にはJ-NETWORKスーパー・ウェルター級王者の平塚洋二郎をKO、今年3月には4連勝と絶好調だった藤村大輔を破って連勝を飾った。戦績は8勝(4KO)3敗1分。
神保「どうも、最終兵器です」と自己紹介すると「日本人無敗のピケオー選手に、自分は本物の大和魂を見せつけたいと思います。(ピケオーは)強いって印象はありますが、自分は今までなんやかんや修羅場も潜ってきているので、今回もなんやかんや勝てるんじゃないかなと思っています」と自信満々。
12戦目でたどり着いたタイトルマッチ。神保は「頭の中のプラン通りです。ちょうどいいです」とベストタイミングだったと言い、「倒しきる自信しかないので楽しみにしていてください。ピケオーを国までぶっ飛ばします」と豪語する。
ピケオーのパネルに自分のサインと「特攻」の文字を書き込む神保 3月大会で勝利した後の一夜明け会見では「ピケオーとやるんだったら、めちゃくちゃクレバーに戦います。今までの自分じゃないぐらいクレバーに戦って、頭を使って倒そうかなって考えています」と発言していたが、この日は「そう言ったけれど、一か八かの特攻もありかなと今は思っています。ピケオーはそんなにアゴが強くないので、そこにぶち込めばいい感じになると思います。ピケオーに負けない体つくりをして特攻します」と、特攻勝負をかけると言い放った。
そして「6月21日はピケオーにしっかり勝って、スーパー・ウェルター級の頭(あたま)を獲るのでよろしくお願いします」と、天下統一を目指すと締めくくった。
また、ピケオーからは「また日本のリング、日本のファンのみんなの前で試合が出来る事、そして5度目の防衛戦が出来る事を嬉しく思う。対戦相手の映像を見たが、好戦的なファイトスタイルでかなりエキサイティングな試合になりそうだ。間違いなく、KO決着。もしくは3R通してバチバチの激しい試合になるだろう。みんな、ぜひ会場に試合を見に来てくれ。絶対に期待を裏切るような試合にはならない事を約束する」とのメッセージが読み上げられた。
<決定対戦カード>
▼K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ウェルター級タイトルマッチ 3分3R・延長1Rジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike's Gym/王者)vs神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER/挑戦者)