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極真空手最大の荒行・百人組手に世界王者の上田幹雄が挑戦、7年ぶり10人目の達成なるか=4月25日

2021/03/24 19:03
極真空手最大の荒行・百人組手に世界王者の上田幹雄が挑戦、7年ぶり10人目の達成なるか=4月25日

2019年第12回世界大会王者・上田幹雄が百人組手に挑戦。完遂すれば7年ぶり10人目の達成者となる

 2021年4月25日(日)東京・極真会館総本部代官山道場にて、2019年第12回世界大会王者・上田幹雄が百人組手に挑戦することが極真会館から発表された。

 百人組手は極真空手の荒行のひとつで、1人の空手家が100人の空手家と連続して組手(対戦)を行うもの。1965年頃から極真空手の創始者・大山倍達の発案で始まり、当初は2~3日に分けて行われていたが、大山倍達が「百人組手は1日で行うもの」と定義付け、1972年9月にその第1回目が行われた。


(写真)上田が得意とする上段ヒザ蹴り

 これまでの完遂者は9名(下記参照=極真会館認定者のみ)で、最後に完遂したのは2014年4月のタリエル・ニコラシヴィリ(ロシア=2011年第10回全世界空手道選手権大会優勝者)。前回は2016年4月に2015年第11回全世界空手道選手権大会優勝者ザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア)が挑戦したが、ドクターストップにより70人目で失敗した。なお、この時の1人目の相手が上田だった。

 上田は身長187cm、体重102kgの体格を持ち、必殺のヒザ蹴りを武器に高校生時代から頭角を表した。2013年第30回全日本ウェイト制空手道選手権大会軽重量級優勝、2015年第11回全世界空手道選手権大会第6位、2018年第50回全日本空手道選手権大会優勝などの実績を収め、2019年11月に開催された「第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会」で24歳にして優勝。2003年に開催された第8回大会以来、実に16年ぶりに空手母国である日本に世界王座を奪還した。

 上田の百人組手は「KYOKUSHIN ONLINE」にてLIVE配信される。

■100人組手歴代完遂者(極真会館認定者のみ)
ハワード・コリンズ(1972年12月1日/総本部道場)
三浦美幸(1973年4月13日/総本部道場)
松井章奎(1986年5月18日/東映大泉撮影所)
増田章(1991年5月19日/総本部道場)
八巻建志(1995年3月18日/総本部道場)
フランシスコ・フィリォ(1995年3月18日/総本部道場)
数見肇(1999年3月13日/総本部道場)
アルトゥール・ホヴァニシアン(2009年3月29日/本部直轄恵比寿道場)
タリエル・ニコラシヴィリ(2014年4月26日/本部直轄恵比寿道場)

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