【K-1】侵略者・篠塚辰樹、試合前は右拳を骨折と足の怪我、試合後は血尿とものもらいで「大変だった」

　2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ～K’FESTA.4 Day.1～』の一夜明け会見が、22日（月）都内にて行われた。 　第9試合のスーパーファイト、-59kg契約3分3R延長1Rで小澤海斗（K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）に延長戦の末に判定2-1（10-9×2、9-10）で勝利、K-1初試合を白星で飾った篠塚辰樹（MASTER BRIDGE SOUND）が会見に出席。前夜の試合を振り返った。 　試合はローブロー、バッティング、小澤が投げを繰り出すなど大荒れとなり、「あの人が変なことばかりするので、血尿が出たりものもらいになったりして大変ですね。勝ったのでよかったです。次は怪我を治してからになるので楽しみにしていてって感じです」と、とりあえず初陣を勝利で飾れたことを喜ぶ。 　怪我とは「元々、拳が折れていました、昨日でさらに折れたので治療に専念します。1カ月前に折って、さらに折れたって感じです。痛かったです。なので小澤選手は自分のストレートは痛くなかったと思う。全然握れなかったので」と、試合前から右拳を骨折していたことを打ち明けた。 「3Rやって、延長もやり切ったのでいい経験になりました」という篠塚に、試合が終わったところでK-1への思い入れを聞くと「（昔から）特に見てたりしていなかったし、好きな選手もいなかったです。キャラのある選手が多いって印象ですかね」とそっけない。 　今後に関しては「まだアウェイ感があるので、これからどんどん試合していってK-1ファンも（自分の）ファンにしていきたい」と、侵略者ではなくK-1の一員としてファンを獲得していきたいという。さらに「昨日、江川選手が負けちゃったので、怪我が治ったら次は江川選手でいいかな」と、椿原龍矢に敗れ王座を失った前K-1 WORLD GPフェザー級王者・江川優生(POWER OF DREAM)を上から目線で指名した。 「右が打てない分、蹴っていこうという作戦だったんですよ。三日月蹴りを刺す予定だったんですが、足も先週怪我して蹴れなくて」と、文字通り傷だらけの状態だったという篠塚。試合前に対談を行い、セコンドにも就いていた平本蓮からは「一応『勝てたからよかったね』と言われました」と苦笑した。