2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K’FESTA.4 Day.1~』の一夜明け会見が、22日(月)都内にて行われた。
メインイベントの第13試合にて江川優生(POWER OF DREAM)を延長R判定2-1で破り、K-1 WORLD GPフェザー級王座を奪取した椿原龍矢(月心会チーム侍)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。
「昨日は試合が終わって帰って、ベルトを眺めたり写真を撮ろうと思っていたんですが、疲れすぎて寝ちゃって。今朝も会見まで時間がなくてあわあわしていました。めっちゃ嬉しいなって思います」と、いつも通り笑顔を見せる椿原。
試合後のマイクアピールでは「僕の試合はつまらないっていう人もいるかもしれないですけど、これから色も華も付けていくんで」と話したが、理想とする王者の姿とはどういうものかと聞くと「自分は空手をずっとしているので、相手の攻撃には当たらずに自分の攻撃を当てるのが理想です。加えて空手は一撃必殺とも言えるので、なおかつ一撃で倒すのが求めているスタイルです」とした。
空手家ということにこだわりがあるのかと問うと「空手ってカッコ良くないですか(笑)。空手家っぽくなりたくて三日月蹴りしたり、顔面前蹴りしたりしています。空手に引っ張られているのはありますね。空手家の中で育ったし、尊敬する選手もいるので空手家としていきたいと思っています」と、K-1の原点とも言える空手を全面に出した選手になりたいと理想を語った。
月心会初のK-1王者になったことには「よかったです。チームのみんなとも喋って、一発目に和島(大海)さんに会った時に『兄貴、やったりました、お先です』と言っておきました(笑)」と喜んだ。
会見の冒頭では中村拓己K-1プロデューサーより「K-1アマチュア、K-1甲子園出身でK-1王者になったのは椿原選手が初めて。これからはチャンピオンらしさが求められる。キャラを活かしながら、どう王者らしくなっていくのかを見たい」との言葉があったが、椿原は「ホンマにその通りだと思います。チャンピオンになったからにはチャンピオンらしくならないといけない。今すぐは難しいけれど、必ず着実に求められる姿になっていきたいと思うので、よろしくお願いします」と、これからを見て欲しいとする。
そして「王者にはなったけれど無敵の王者にはなっていません。今からなっていくと思うので王者の僕、今から始まったばかりの僕を見て欲しいと思います」と話した。