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インタビュー

【RIZIN】ホベルト・サトシ・ソウザ「打撃でも寝技でもどっちでも勝てる。RIZINの力を世界に見せたい。RIZINは本当に強い」

2021/03/19 16:03
【RIZIN】ホベルト・サトシ・ソウザ「打撃でも寝技でもどっちでも勝てる。RIZINの力を世界に見せたい。RIZINは本当に強い」

ムサエフとのRIZINライト級王座決定戦が内定しているサトシ。世界で活躍してきた徳留を相手にその力を見せつけるか (C)RIZIN FF

 2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホール『RIZIN.27』に出場する全選手の個別インタビューが、19日(金)にオンラインで行われた。

 第13試合の71.0kg契約5分3R(※ヒジ無し)で、徳留一樹(パラエストラ八王子)と対戦するホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)がインタビューに答えた。

 サトシはブラジルのボンサイ柔術に所属し、来日当初は日系ブラジリアンの多い浜松の工場で働き、仕事後に柔術の練習を行っていた。ブラジリアン柔術世界選手権2006、2009、2010を制している日本柔術界の至宝。RIZINでは北岡悟、廣田瑞人にいずれもTKO勝ち。9戦無敗を誇っていたが2019年10月の「ライト級GP1回戦」でジョニー・ケースにTKO負けを喫し、初黒星。2020年8月に矢地祐介を1R1分52秒で葬り、復活を果たした。当初3月14日に予定されていた東京ドーム大会でトフィック・ムサエフとのRIZINライト級王座決定戦が内定していたが、新型コロナの影響で実現ならず。現在の地元・愛知で2021年初戦を迎える。


 以下、記者との質疑応答。

――相手選手の印象は?

「徳留とは前に一緒に練習をやったことがあるからやりたくないんですけれど、しょうがない。私はRIZINのベルトを獲りたいから、RIZINが決めたら誰でも私は倒します」

――どのような試合展開になると予想していますか?

「もっと私の打撃をみんなに見せたいけれども、私の柔術をみんな見てないからその両方をコンビネーションで。打撃でやって柔術で極めます」

――徳留選手はONEでも連勝していますが、徳留選手の強さはどこで、それに対してどのように対抗しようというプランはありますか?

「どこで勝って来たかは関係ない。3つ前の相手(廣田瑞人)もUFCから来たけれど、私がKOで勝ちました。だからどんな相手が来ようと私は心配しない。みんなに見せたいのはRIZINが凄く強い、みんなRIZINに来るのは強い人がいるから。RIZINの力を世界に見せたい。RIZINは本当に強い。どこから相手が来ても関係ない。私のプランは、私が打撃が出来ないと相手は勘違いしているから、打撃も使って寝技になっても極めることが出来る。どっちでも私は勝つことが出来ます」


――ムサエフとのRIZINタイトルマッチは意識しますか?

「(榊原)社長が決めることだから、決まれば私はやります。タイトルマッチの前にもう1試合でも次がタイトルマッチでもどっちでもいいです。私はRIZINの選手ですから、社長が決めたことをやります」

――同門のクレベル・コイケ選手も今回は一緒に出場しますが、何か声を掛け合ったりしたことはありましたか?

「そうね、それは本当に面白いね。私とクレベルが長い期間MMAを一緒に練習してきたけれど、同じ日に試合をするのは初めて。私の試合の前にクレベルが試合をするから凄く緊張します(笑)。でも私は、クレベルの試合は心配だけれどクレベルを信じていますね。寝技になったら問題ないから、クレベルが勝つことを信じています。私が勝って、クレベルもいい試合で勝ちます」

――浜松と磐田から応援団がたくさん来るんですか?

「そうね、私の生徒たちがたくさん来るし、まだコロナが心配だからテレビでもたくさんの生徒たちが見ます」


(写真)2020年8月、矢地を圧倒してTKO勝ちしたサトシ

――BELLWOODでクレベルと一緒にたくさん打撃の練習を積んできたと思いますが、代表の鈴木博昭さんからどんなアドバイスをもらいましたか?

「いっぱいあります。博昭はいろいろ教えてくれたけれど、一番良かったのは博昭もサウスポーだったこと。徳留と一緒だから。私と博昭はもう6年くらい一緒に練習しているから、相手がサウスポーであっても気にしない。BELLWOODでいい練習が出来ていますから」

――徳留選手のジョニー・ケースとの試合は見ましたか?

「UFCで2人が対戦したけれど、だいぶ前の試合だから2人とも成長しています。2人が戦った時とは一緒ではないですね。試合前に相手の勉強をすることが好きだから徳留の試合は全部見たし、その試合は前にも見たことがあります」

――徳留選手の注意するところは何ですか。左の打撃?

「左のストレートと柔道のベース。この2つが彼のストロングポイントだと思います」

――もし寝技で下になっても下から攻められますか?

「上でも下でもやれますし、それはあまり気にしません。北岡と試合をやった時も彼はテイクダウンに来たけれど、私はあまりディフェンスをしていなかった。寝技になっても問題ないから。だから誰が私と寝技をやっても、私は心配していません」

――愛知とか浜松には日系ブラジリアンがたくさんいるじゃないですか。そういう人たちの前で試合が出来ることをどう思いますか?

「RIZINの会場に来れない人もたくさんいて、そういう人たちはテレビで見るから、凄く緊張します。みんなに見せたいのは、夢を信じれば叶います。それをみんなに見せたい。そのことに緊張があります」

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