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2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホール『RIZIN.27』第13試合で71.0kg契約・5分3R(※ヒジ無し)で対戦するホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)と徳留一樹(パラエストラ八王子)が、「RIZIN CONFESSIONS #67」にそれぞれの陣営とともに登場。ライト級の大一番に向け、勝負の肝を「打撃」と語った。
現在ONEに参戦中の鈴木博昭が主宰するBELLWOOD FIGHT TEAMで打撃練習を積むボンサイ柔術勢。ホームが浜松・磐田であるサトシやクレベル・コイケにとって、豊橋出稽古は、柔術からMMA転向の初期から通っていた打撃パートだ。
ここでの鈴木や内藤兄弟らとの練習は、各選手の長所・短所、対戦相手のタイプによって、ミット打ちひとつとってもそれそれ異なるという。大晦日にクレベルが実力者カイル・アグォンからダウンを奪った右のオーバーハンドフックは、鈴木が「考えているうちの一つがハマッたという感じ。カイル・アグォン選手の避け方や反応の仕方があるんで」と想定した戦い方だったという。
本誌の取材では、すでにBELLWOODでもボンサイでもクレベルの打撃のスパーリングの相手を務められる者が限られていることが明かされており、地元に近い名古屋大会で摩嶋一整(毛利道場)と対戦するクレベルの進化も注目される。
鈴木が「クレベルはゴムのような柔らかさと当て方。柔の動きをする」と評する一方、盟友のサトシについては、「サトシで言うと本当に骨格が強い。骨が圧倒的に強いから、その骨の強さを使った攻撃をやってほしい」と“剛”の強さがあるという。
名古屋大会では、元UFC&ONEの徳留一樹(パラエストラ八王子)と対戦するが、「スタンディングだけで持って行けるだけの能力と戦略はある。打撃で終わらせられるだけのものを授けたい」と期待を寄せる。
サトシ自身も「ほんとうにいまMMA選手になった。徳留に勝てなかったら絶対にムサエフにも勝てないしRIZINのベルトも獲れない。だから本当にこの試合がテストみたい。子供たちに見せたいのはお父さんが強いということ。絶対に負けない。すぐに極める。また私の力、みんなに見せたい」と、2019年のライト級トーナメント覇者トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)との王座決定戦進出に向け、必勝を誓う。