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インタビュー

【K-1】武尊vsレオナ・ペタス、佐藤嘉洋はレオナ勝利を予想「ファンの皆さんからすると魔裟斗vs佐藤嘉洋と同じイメージなんだな、と」

2021/03/15 12:03
 2021年3月28日(日)東京・日本武道館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4 Day.2~』で行われる【フュディアルクリエーション Presents】K-1スーパー・フェザー級タイトルマッチ、王者・武尊(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)vsレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TOP ZEROS)。  この注目の一戦をK-1のオフィシャルHPにて、K-1 WORLD MAX 2006・2007日本王者の佐藤嘉洋が語った。その中で佐藤はズバリ、レオナの勝利を予想した。 (C)K-1――3月28日の『K’FESTA.4 Day.2』(日本武道館)について伺いたいのですが、なんと言っても注目なのが武尊選手のK-1スーパー・フェザー級王座にレオナ・ペタス選手が挑むタイトルマッチとなります。 「レオナは世界レベルの相手との対戦は少ないですが、日本人に関しては倒すべき相手に全員勝った上での武尊戦なので、みんなもすごく楽しみにしている、今のK-1で一番の黄金カードだと思いますね」 ――佐藤さんはレオナ選手がここまで勝ち上がってくると予想していましたか? 「レオナは結構負けていた時もあったし、ここまでオーラがある選手になるとは思っていませんでした。今はKrushチャンピオンとして風格を感じます。それは練習して強くなっていることもありますが、やっぱり自信だと思います。Krushのチャンピオンになって挑戦者たちをことごとく退けて、その一つ一つの積み重ねが彼にとってものすごい自信になっているんじゃないかと思います。僕は格闘技って、半分ぐらいメンタルで勝敗が決まると思っていて、その日の気持ちの持ちようや覚悟の決め方でガラッと流れが変わるんですよ。そういう部分で、今のレオナはメンタルが充実して、今メチャメチャ調子がいいんじゃないですかね」 ――なるほど。一方の武尊選手は昨年は1試合のみ、怪我での欠場もありました。 「武尊は去年1戦だけとは言え『K'FESTA.3』の試合を見て“また強くなったな”や“どこまで成長していくんだろう”と思いました。もちろん試合がない時でも練習をサボるような選手ではないと思うし、ちゃんとやることはやって体を仕上げていると思うので、下手したら去年の3月よりまた強くなった武尊を見られるんじゃないかという期待はあります」 ――佐藤さんは武尊選手のファイトスタイルのどこに強さを感じますか? 「あそこまで打ち合うファイターで、これだけ勝率の高い選手を僕は見たことがないです。ああいう好戦的なファイトスタイルの選手は、カウンターをもらって負けてしまうことがあったり、そういう試合で会場を盛り上げて人気が出ていくと思うんですよね。でも彼の場合は打ち合っても勝ったり負けたりではなく、勝ち続けているんですよ。僕も2015年ぐらいまではディフェンスがかなり荒いなと思っていたんですけど、それ以降はディフェンスもすごくよくなっていて。彼は最初から天才的な強さを持っている選手ではなく、ちょっとずつ強くなりながら活躍・勝利を重ねている選手だと思います」 ――ではレオナ選手はいかがでしょう? 「レオナも今のK-1ルールではかなり有利なファイトスタイルだと思っています。ああやって速いステップを踏みながら、バンバン勢いに乗ってパンチで入っていくというのは、首相撲がないルールでは捕まえるのが難しいんで。あと彼は左手を下げて構えるじゃないですか。あれをやられると左のパンチは普通と軌道が違うし、対戦相手からすると思っている以上に伸びてくるんです。よくレオナは『右のパンチが強い』と言われますけど、僕はあの左が相当厄介だと思っていて、もし自分がレオナと試合をやったらあの左が相当鬱陶しいですね」 ――そんな武尊選手とレオナ選手が戦ったら、どんな試合になると思いますか? 「僕はフックよりもストレートの方が速いと思っていて、武尊はどちらかというとフッカーで、レオナはストレートの選手です。なので武尊がフックに行った時、レオナのストレートが当たって武尊のアゴが跳ね上げられるシーンが何回も見られるんじゃないかと。僕はこの試合はかなりレオナに相性がいいと思っているので、僕はレオナ勝利を予想します」 (写真)2008年10月、日本武道館。K-1 WORLD MAX世界トーナメント準決勝で佐藤が魔裟斗をダウンさせ場内騒然に――今回は舞台が武道館ということで、2008年10月に同所で行なわれた魔裟斗vs佐藤嘉洋に重ねて見る向きもあり、盛り上がっています。 「そうなんですよ! この試合がTwitterで話題になるときは、僕のアカウントをタグ付けされることが多くて(笑)。あの時は世界トーナメントの準決勝で、魔裟斗さんに勝って優勝するところまでが自分のストーリーだったんで、僕としてはシチュエーションが違うかなと思うんですけど……ファンの皆さんからすると武尊vsレオナは魔裟斗vs佐藤嘉洋と同じイメージなんだな、と。色んな見方で楽しんでもらえればと思います」
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