▼57.5kg 5分3R RIZIN女子MMAルール(ヒジあり)
○渡辺華奈(57.40kg/FIGHTER'S FLOW)
[1R 0分11秒 KO]
×杉山しずか(57.45kg/リバーサルジム新宿Me,We)
1R、先に左右の連打で前進した杉山。左を当ててコーナーに詰めて右も当てるが、渡辺はカウンターの右! 一瞬目が飛び、腰から崩れ落ちた杉山を見てすぐにレフェリーが入った。フラッシュダウンと同時に意識を戻した杉山は納得せず。「何で?」と絶叫・号泣した。
◆渡辺華奈「今も日本のトップにずっといる(中井りん)選手が気になります」
「今日は、ちゃんとしっかりフィニッシュして勝つことができて嬉しいです。(最後のカウンターの右ストレートは)無意識に出て、今までやってきた練習通りのパンチだったので、無意識にやってきたことが出ました。
(相手の印象は)すごく、オーラというか、そういうのがあって、強い選手だなと、対峙して見て余計に改めて認識しました。
(11秒KOで終わったが、元々のプランは?)打撃もやりつつ、グラウンドでの勝負で極めるつもり、寝技を展開するつもりでした。
(杉山のパンチももらっていたが)最初にもらってしまうことが多いので、それが一番の課題だと思っています。
(試合の始まりがこれまでと同じ展開になったことへの焦りは?)“また?”ってちょっと思っちゃいましたけど、詰められるところからの練習も意識してやっていたので、(杉山が)詰めてくるだろうなという予想もしていたので、“やっぱりきたか”という感じで、そこまで焦りはしなかったです。
(大晦日の試合は)去年の試合で12月29日だったので、31日に試合するのは初めてでしたが、お客さんも演出も全て華やかで、自分にとってのオリンピックって感じでした。
(テーマの「進化」は見せられた?)見せられたと思います。
(今後の展望や目標は?)RIZINでフライ級トーナメントやっていただけるなら、出場してチャンピオンを目指したいと思います。
(今後、誰と対戦したいか。真珠に興味は?)まあ誰とでも。みんなに興味があって、誰でも。日本のトップに今もずっといる選手(中井りん)が気になります」
◆杉山しずか「“あれが私のRIZINなんだな”って」
「(試合を振り返って)終わってすぐのことは、ちょっと取り乱してしまいましたが、意外と落ち着いていて。あれ何秒で終わったんですかね? 11秒……そうか……そうだよねっていう……なんか、“あれが私のRIZINなんだな”っていう感じです。
(対峙してみて相手の印象は?)すごく前回は大きく見えたけど、今回は小さく見えて、“こんなんだったけ?”と。“これくらいの大きさだったっけ?”という感じで、全然いけると思いました。私が大きくなったのかもしれない。
(大晦日の試合の雰囲気は?)お客さんもいっぱい入っていて、どれだけの人が私たちが、私のために生活を犠牲にして……じゃないですけど、ここに来てくれるのかを、すごく嚙みしめようと思ったので、ほとんど全員の人の姿を目に焼き付けようと最初から思って、それを背負って、それくらい素敵な舞台だと思いながらやりました。
(気負いは?)立ち上がりの動きは良かったし、そんなことはないです。去年の方が浮いてしまっていたので。
(ダウンしてから覚えていることは?)まあ、ダウンした人がみんな言うことかもしれませんが、一瞬フラッシュ(ダウン)したのは確かで、そのあとはもう、(相手の)足を持っていたので、下から柔術で倒しに行くっていう考えでいた感じでした。
(今後の展望や目標は?)ショックが大きいので少し時間は必要。すぐにこの試合に、という風には今は口には出せないですけど、また頑張って、戻ってくるように頑張ります」