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【K-1】入門して15年、プロキャリア10年、40戦目の節目の試合に臨む島野浩太朗「自分と相手のどっちが強いかの決着を付ける」

2021/03/09 22:03
【K-1】入門して15年、プロキャリア10年、40戦目の節目の試合に臨む島野浩太朗「自分と相手のどっちが強いかの決着を付ける」

砂浜で菅原会長(左)と押し相撲をする島野 (C)K-1

 2021年3月28日(日)東京・日本武道館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.2~』にて、スーパーファイトのK-1スーパー・フェザー級3分3R延長1Rで三輪裕樹(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦する第7代Krushスーパー・フェザー級王者の島野浩太朗(菅原道場)が公開練習を行った。


 島野はMA日本キックボクシング連盟をホームリングに、2011年からK-1 JAPAN GROUPに参戦。強打を武器にトップ戦線で活躍し、北井智大、レオナ・ペタスらをKOし、皇治、卜部功也、卜部弘嵩らトップファイターたちと拳を交えてきた。2018年6月に郷州征宜を破り第7代Krushスーパー・フェザー級王座に就くと、同年12月に大岩龍矢を退けて初防衛に成功。しかし、2019年3月の2度目の防衛戦で西京佑馬に敗れ、ベルトを失った。前戦は2020年12月、芦澤竜誠にKOで敗れている。戦績は25勝(15KO)14敗。

 道場での練習以外では、神社の階段、山の坂道といった屋外でのトレーニングで日頃からフィジカル強化を行っている菅原道場勢。この日の公開練習では千葉・富津市の下州海岸に移動し、島野は砂浜ダッシュを披露した。菅原忠幸会長の掛け声と共に、往復約100メートルを走り終えるとシャドーボクシング、そして菅原会長と押し相撲へ。ダッシュは足腰の強化、押し相撲は試合で当たり負けしないためにやっているという。

 島野は現在の練習について「バッチリです。会長に朝練で追い込んでもらったり、試合に勝つために集中した練習ができています」と調整は万全だと語る。


 芦澤戦ではダウンの奪い合いの末に2RKO負け。試合後のインタビューでは「調子が凄く良かっただけに負けたのはかなりショックです」と落ち込んでいた様子だったが、「あの時は自分が弱くて負けただけ。あの敗戦を受け止めないと先には進めないと思ったので、敗戦と向き合う中で次に向けてやるべきことを絞ってそこを強化してきました。技術、身体的な面で伸びているかはまだ分からない部分はありますが、敗戦によって人との関係やつながりがさらに強くなったと感じられるようになったので、気持ち、精神面も成長できているのを感じています」と負けたことで得られるものはあったと明かす。

 芦澤とは大激闘だっただけに再戦も期待されるところだが、「再戦をやりたい気持ちもありますが、僕はあれもこれもと器用に考えられるタイプではないので、目の前に決まった試合に集中するだけ」だという。


 今回の対戦相手である三輪に対しては「過去の映像を見て、三輪選手は自分の必殺技を持っていて気持ちの強い熱い選手だと思いました。リングに上がれば純粋に戦う魂を持ってぶつかれれば。自分のキャリアは関係なく、自分と相手のどっちが強いかの決着を付ける。その気持ちだけで十分だと思います。相手の公開練習の映像を見た時に絶対に負けられない。絶対に落とせない相手だと思いました」と何かしら闘志を揺さぶる熱いものを感じた相手だったようだ。

 理想の勝ち方については「勝利のパターンを道場でいくつかやっていて毎日やっています。理想はKO勝ちですが、準備してきた自分の全てを出すことに集中してます」と試合で全力を出し切りたいと気合い十分。

 最後に島野は「今回の一戦は他人から見たらただの試合かもしれませんが、自分にとっては菅原道場に入門して15年、プロキャリア10年、次は40戦目になる節目の特別な大きな試合なんです。道場で選手として過ごしてきた時間で、たくさん経験させてもらって色んなことを学んできました。今回は何が何でも勝利の旗を立てたい」と闘志を漲らせていた。

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