2021年3月28日(日)東京・日本武道館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.2~』にて、スーパーファイトのK-1ウェルター級3分3R延長1Rで寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス)と対戦する海斗(ポゴナ・クラブジム)が、埼玉県内の所属ジムで公開練習を行った。
海斗は『THE OUTSIDER』を経て2017年10月にKrushデビュー。強靭なフィジカルの強さを活かした攻撃力を誇り、戦績は8勝(6KO)4敗。2019年11月に大泉翔、12月にキム・ホソンに連続KO勝ちしたが、2020年3月に木村“フィリップ”ミノル、8月に近藤魁成に連続KO負け。今回再起を懸ける。
昨年に続き、2年連続で『K'FESTA』への出場が決まった海斗。今回の公開練習では1分間のミット打ちを披露し「試合が延期になって、いつもより長い時間準備できてるので、今までで一番強いかなと思います」と絶好調ぶりをアピールした。
当初の予定では1月24日のK-1代々木大会で安保瑠輝也と対戦予定だった。同大会が延期になり、また安保も欠場となったことで試合の日にちも相手も変更となってしまった。しかし「プラスに捉えるようにしています。ゆっくり調整できたので良かったです」と、調整期間が伸びたことが功を奏しているようだ。
海斗が試合を行うのは、昨年8月『Krush.116』のKrushウェルター級王座決定トーナメント準決勝での近藤魁成戦以来となる。その試合では敗戦を喫しているが、「練習の動きが試合でできたら、8月の試合も勝ててたと思う」と現在の自分のパフォーマンスには自信を持っている。
そのため「それを試合で出せるように調整してきました」と、相手の研究よりも自分のパフォーマンスをいかに本番の試合で出すかに重点を置いた調整に取り組んできた。「試合の時は本能で行ったほうがいいかなと思って、作戦は考えないです。動画も一回見ただけで、あと見てないんで」と、本能で寧仁太と勝負をする。
それもこれも自分の身体能力に自信を持っているからこその言葉。寧仁太はガーナ人と日本人のハーフで184cmの長身の選手。身体能力も高く、2019年にKrushでプロデビューしてから3戦3KOというパーフェクトレコードの持ち主だ。
この寧仁太を「手足が長いですよね。バネがありそうなイメージです」と評した海斗だが「僕も身体能力はめちゃめちゃ高いので、どっちが凄いか、試合で見せたいなと思います。僕も結構飛ぶんですよ」と身体能力比べに自信たっぷり。「倒しに行くので、一瞬で終わると思います」と、KO宣言までぶち上げてみせた。
今大会は当初の相手だった安保も出場せず、先日は木村“フィリップ”ミノルの負傷欠場も発表された。そのため、「KOできる選手が二人少なくなったので、僕がその分いい勝ち方をして、武道館を盛り上げようと思っています」と意気込んでいる。
安保との対戦に関しても、「いずれやらなあかんですね」と視野に入れている海斗。「今年は全部KOでいこうと思っている」と全戦KOという目標をぶち立てたが、その先にあるのはベルト獲りだ。
昨年はKrush王座奪取に失敗したが「同門のFUMIYAくんもウェルター級に階級を上げて『3戦でベルトを獲る』って言ってたので、そんな甘くないよと。同じジムなんですけど、僕のほうが先に獲ったろうと思っています。競争します」と宣言した。