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【DEEP JEWELS】1年5カ月ぶり復帰の奈部ゆかり「格闘技はまだまだ辞められないなと再認識しました」

2021/03/05 23:03
 2021年3月7日(日)東京・後楽園ホールで開催される『skyticket Presents DEEP JEWELS 32~アトム級GP 2021開幕戦~』にて、約1年5カ月ぶりの試合に臨む奈部ゆかり(リバーサルジム新宿Me,We)。  奈部は柔道出身で高校生の時に富山県大会優勝、インターハイではベスト8。名門・国際武道大学の柔道部に所属し、韓国に柔道留学も果たしている。2015年5月にDEEP JEWELSでプロデビュー。2018年6月に渡辺華奈に判定負けも、以降、アミバ、高森惟舞、藤森祥子、ゲオチャイ・ザ・ロケットを相手に4連勝。MMAでは7勝3敗1分で、敗れている相手は渡辺、村田夏南子、杉山しずかと強豪のみ。  2019年10月のゲオチャイ戦以来となったのは「前回の試合で負った怪我の手術で、膝の前十字靭帯再建と半月板を摘出しました。時間があったので、プロレス観戦やタイマッサージの資格習得などいろいろなことに挑戦してました。あとは運動できず好きなものを食べる…という生活が続いて、周りが心配するくらいすごく太りましたね(笑)」との理由から。  ブランクの不安はあるかと聞かれると「もちろんあります。自分が休んでいた間もチームメイトはしっかり練習をしていたので、久しぶりに練習に参加した時はみんな強すぎて、当たり前の事ですが、こんなにも差が出るんだとショックを受けました」と、ブランクを感じたことを隠さない。  しかし、「新しい技術をというより、出来ることを丁寧に正確に行うことに重点をおきました。動きの確認が中心です」と元に戻る作業をしてきたという。 「膝の手術後の安静期間とコロナ自粛期間が重なっていた時期もあったので、退勤して真っ直ぐ家に帰る生活をしてました。最初は快適だったんですが、やはり物足りなくて『あー、格闘技がしたい。Me,Weのみんなに会いたい』って思っていましたね。格闘技はまだまだ辞められないなと再認識しました」と、格闘技の大切さを改めて自覚する期間になったようだ。  そして迎える今回の再起戦。対戦相手はミッコ・ニルバーナ(AACC)。DEEP JEWELSのアマチュア試合で藤田翔子に2勝、2019年6月にはブリットニー・ジョンソンからも勝利を収めた。2020年10月大会でプロデビュー戦を行い、柔道出身のゆりなを2R2分51秒、パウンドによるTKOに仕留めると、12月大会ではARAMIにも判定3-0で勝利している。AACCらしく打撃も寝技もバランスよく使いこなし、女子としては大型のため今後が期待されている選手だ。  奈部はミッコについて「可愛い天然の子。普段と試合のギャップがある選手だなーと思って見てます。教祖様」との印象を話す。「ブランク明けなので、フライ級にもこんな選手がいるんだぞと皆さんに認識してもらえる内容にしたいです」と意気込んだ。  そして2021年の目標は「格闘家としても人間としても成長したいです。柔術やいろんな試合にも挑戦していこうと思っています。あと猫を飼いたいです(笑)」と、アグレッシブに行きたいと語った。
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