プロ10戦目にして初黒星を喫した金子が、再び王座を目指して再起 (C)K-1
2021年3月28日(日)東京・日本武道館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K'FESTA.4 Day.2~』にて、スーパーファイトのスーパー・バンタム級3分3R延長1Rで鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦する、第3代Krushバンタム級王者・金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が公開練習を行った。
金子は第2回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス-55kgで優勝し、2006年9月にKrushでプロデビュー。9連勝を飾っていたが、前回2020年3月に玖村 将史に判定で敗れ初黒星。今回が再起戦となる。戦績は9勝(4KO)1敗。
公開練習では2分1Rのミット打ちを披露した金子。「コンディションはいいです」と、1年ぶりの試合に向けて順調に仕上がっているようだ。
この1年ではパワーがついた。「食事とか結構考えて食べていましたね」という以外は特別意識はしなかったそうだが「増やしたというかなんかパワーがついた」と、知らずしらずのうちにパワーアップしていたという。
対戦相手の鬼山に関して「試合が少ないので、そんなに印象はないです」と素っ気なかった金子。しかし「結構ガンガン来てくれるので、おもしろい試合になるんじゃないかなと思います」と、鬼山のファイトスタイルには好印象を持ってるようだ。
また、今回の試合のテーマは「穏やか」とのこと。アグレッシブに来ることが予想される鬼山に対しても、「熱いところは熱くして、穏やかなところは穏やかに」と迎え撃つ。
現在金子が戦場とするK-1スーパー・バンタム級戦線は、前王者の武居由樹がボクシングに転向したため王座が空位。当然、金子の狙いもスーパー・バンタム級のベルトにある。
「早くタイトルに絡んでいけたらいいかなと思っています。インパクトのある勝ち方をして、ベルトに向けてやっていこうかなという感じです」と、空位となった王座獲りへ照準を定めている。そのライバルになりそうなのが、初黒星の相手でもある玖村将史。同じ大会で試合をするが、「もうやっていこうという感じですね」と、リベンジも視野に入れているようだ。
「穏やかかつインパクトある、みたいな」と新境地に達した金子は、K-1のスーパー・バンタム級戦線の新たな主役になるため、K'FESTAの大舞台で再起の一歩を踏み出す。