試合後、インタビュースペースでコメントした際にはそれほど顔を腫らせていなかった渡辺だが…
4月21日(日)、横浜アリーナにて開催された『RIZIN.15』で“真珠の顔面を破壊した女戦士”ヤスティナ・ハバ(ポーランド)を判定で降した、渡辺華奈(FIGHTER'S FLOW)が試合を振り返った。
ハバの打撃に苦しみ、鼻血を出して顔面も腫らせた渡辺は「思ったよりパンチが強かったです。組みに行った際にディフェンスされてパンチをもらったりしたので、どうやって組みに行くかを考えました。鼻血は出やすくて試合のたびにいっぱい出ています」と苦笑い。
(C)RIZIN FF
試合前には、柔道時代の先輩で2月に引退を表明したロンドン五輪金メダリストの松本薫と会い、「第六感を呼び覚ます」と“野獣”らしいアドバイスも受けたエピソードを公開。「第六感と、松本先輩から柔道の内股は強いと言っていただいたので、自信をもって自分の技を仕掛けに行けました」と、アドバイスが力になったと話す。
柔道では国際試合の経験豊かな渡辺だが、MMAでアジア以外の選手と戦うのは今回が初めて。「柔道とは全然違いました。柔道だと道衣をつかんで組みに行くという限定したルールでやっているので、外国の選手は粗い選手が多かったんですが、ルールの限定が少ないと違いましたね。特にフィジカル、身体が強かったです」
判定勝ちが告げられた直後、浮かない表情だったのは「勝ったことは凄く嬉しいけれど、フィニッシュ仕切れなかったので…」と狙っていた一本・KO勝ちができなかった悔しさからだったという。
そして今後については「RIZINでもっと強い相手と試合をして成長して、女子フライ級を引っ張っていく選手になってベルトを作っていただけたら嬉しいです。チャンピオンになりたいので。榊原(信行)代表にアピールは出来たと思いますが、もっともっとアピールしたいと思います」と、RIZINでチャンピオンを目指したいと話した。
榊原RIZIN実行委員長も「渡辺華奈選手もハバに勝利して、怪我が心配ですが彼女の階級の中には近々復帰する中井りん選手もいますので、57kg級を磨いていけたらと思っています」と、女子フライ級を活性化させていきたいとしている。
渡辺のSNSにアップされた、目が腫れあがりながらも焼肉で打ち上げしている写真
しかし、その榊原委員長の心配通り、渡辺はコメント後にシャワーを浴びていたら急に右目が膨れ上がり、病院へ運ばれたところ眼窩底骨折であることが判明。
渡辺は右目が大きく腫れあがった写真をSNSに掲載し、「眼窩底骨折でした! しっかり治してまた練習します! サイヤ人も死にかけてから回復して強くなる。家族で焼肉! 久しぶりに鶏肉以外の肉」と、重傷にも関わらず焼肉を食べ、ポジティブなコメントをしている。
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判定で勝つことができました!!
— Kana Watanabe×渡辺華奈 Ver.2 (@kanawatanabe821) April 21, 2019
もっともっと頑張ります!!!
応援ありがとうございました!!
対戦してくださったヤスティナハバ選手ありがとうございました!#RIZINFF#RIZIN15#RIZIN#病院なう pic.twitter.com/CiXTtYgV75
眼窩底骨折でした!!
— Kana Watanabe×渡辺華奈 Ver.2 (@kanawatanabe821) April 21, 2019
しっかり治してまた練習します!!
サイヤ人も死にかけてから回復して強くなる?
家族で焼肉!!
久しぶりに鶏肉以外の肉!!!?#RIZIN15 pic.twitter.com/6hwzOMIR5Y