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【UFC】ヌルマゴメドフがケイプにアドバイス&サッカー談義「私たちはサッカーについて話し合う」

2021/03/03 12:03
 元RIZINバンタム級王者で、現在UFCに参戦中のマネル・ケイプ(アンゴラ)が2日、自身のSNSでUFC世界ライト級王者のハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)との2ショットを公開。米国ラスベガスのUFC APEXにて、ヌルマゴメドフからアドバイスを受けたこと、互いにファンのサッカーについて語り合ったことを明かした。 「私たちはサッカーについて話し合う」と、SNSに日本語でヌルマゴメドフとサッカー談義を楽しんだことをアップしたケイプ。  両者ともに大のフットボールファンだ。  父アブドゥルマナプ氏が生前好きだった元オランダ代表MFクラレンス・セードルフ氏とサッカーに興じる姿も公開しているヌルマゴメドフは、レアル・マドリーのサポーター。現ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとも親交を持っている。  MMA引退表明後は、「フットボールでのデビューの準備」として、「僕はフリーエージェントであり、オファーを受け入れる準備ができている」とSNSに投稿するほど、サッカー好きであることを表明している。  一方のマネル・ケイプは元サッカープレイヤーだ。  ボクサーだった父の影響でボクシングを始めたケイプだが、同時にサッカーでもポルトガルのクラブチームのジュニアで活躍した。  本誌の取材にケイプは、「最初は地方のチームで戦い、やがて世界のいくつかのチームから誘われるくらいになったんだ。サッカーでも僕をポルトガルのビッグスターにしようという動きがあったくらいだった」と、高いポテンシャルを持っていたことを語っている。  しかし“アンゴラ番長”は、移住してきたポルトガルでのサッカーの試合で、「審判のジャッジに納得がいかなくて、審判の胸を押してレッドカードを貰って退場処分になってしまったんだ。そんな目に遭ってから、サッカーより格闘技に力を入れるようになったんだ」と、苦い経験の末に、格闘技に傾倒していったことを明かしている。  2月のラスベガスでのオクタゴン初陣は、UFC世界フライ級ランキング5位のアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)に判定で敗れたケイプ。  試合後、「マットがとても滑りやすかったけど、(RIZINでは許可されていた)シューズを履くことは、UFCでは許可されなかった。それも課題だった」と、ボクシング出身のケイプは振り返る。  しかし、ラスベガス滞在中のUFCパフォーマンス・インスティチュートでは、刺激も得た。  ヌルマゴメドフと出会い、好きなサッカーについて、そして、格闘技について語り合い、王者からアドバイスも受けたという。  ケイプは、ヌルマゴメドフに「ハードスパーリングの別の日、僕が進化するのを手伝ってくれてありがとう。そして僕がもっともっとハードワークする必要があることを示してくれた……すぐにケージに戻ります」と、感謝の言葉とともに、復活を誓っている。  ツイッターに「負けても弱気にならず、何事にも粘り強く、敗北を過去味わってきた時と同じように、僕はそれを自分のモチベーションにしていく。今よりも強く、より賢く、より多くの勝利を勝ち取り戻っくる」と、日本語で記したケイプ。さらに「どう始まるかではない、どう終えるかだ」と未来を語った。  29戦無敗の王者のままオクタゴンにグローブを置いたヌルマゴメドフのアドバイスを、ケイプはいかに糧にするか。
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