2021年3月28日(日)東京・日本武道館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.2~』でレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TOP ZEROS)の挑戦を受け、K-1スーパー・フェザー級王座2度目の防衛戦に臨む王者・武尊(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)が、1日に自身のSNSに動画を投稿した。
ミット打ちをしている動画で武尊はかなり疲労困憊の様子だが、ボディへの後ろ蹴りから太ももへの後ろ廻し蹴りを披露。「昨日寝れなくてアンディフグの試合見返してたから影響されてフグトルネード蹴ってる」と投稿した。
アンディ・フグは1993年から2000年までK-1ヘビー級で活躍したトップファイターで、2000年8月に白血病のため死去。空手出身で、ヘビー級としては小柄な体格(180cm、98kg)ながら多彩な蹴り技と強烈な左フックで一時代を築いた。
(写真)元祖アンディ・フグのフグ・トルネード。後ろ廻し蹴りでカカトを相手の太ももに当てる そのアンディが得意としていたのは代名詞ともいえるカカト落としと、このフグ・トルネード。1996年の『K-1 GRAND PRIX』(ヘビー級世界トーナメント)決勝戦において、マイク・ベルナルドをKOして初優勝を飾った時の必殺技である。
「影響されて」という武尊だが、スピード・破壊力ともに申し分なく、試合で実際に見られることもありそうだ。
また、武尊はその前日には「試合まで残り1ヶ月。久しぶりのこの緊張感と恐怖感と孤独感。あと何回味わえるか分からないから全力で楽しもう。3月28日必ず勝つ」と、現役生活ラストスパートが近付いていることと、K-1を背負うプレッシャーや孤独感を感じていると投稿している。