REBELS王者としては最後の防衛戦を迎える老沼(左)と挑戦者の白幡 撮影/安村発
2021年2月28日(日)東京・後楽園ホール『REBELS~The FINAL』の前日計量&記者会見が、27日(土)都内にて正午より行われた。
ダブルメインイベント第1試合の【創世のタイガpresents】REBELS-REDスーパーフライ級タイトルマッチ3分5Rで対戦する、王者・老沼隆斗(STRUGGLE)と挑戦者・白幡裕星(橋本道場)は共に51.9kgで計量をパス。
その後の会見で白幡は「明日に向けて師範を始め道場の皆様ときつい練習を乗り越えてきたので、明日は僕が勝ってREBELSを締めたいと思っています」、老沼は「明日に向けてやれることを全力でやってきたのでそれを出すだけです」と、それぞれ意気込みを語った。
(写真)両者のフェイスオフ=KNOCK OUTチャンネルより
質疑応答で前回の対戦(2020年2月29日にノンタイトル戦で対戦し、延長戦で老沼が判定勝ち)とどこが変わったかと聞かれると、白幡は「1年前に負けてそこからいろいろ練習して。どこが成長したかは明日見せられればと思います」、老沼は「試合に向けてのメンタルとか気持ちの部分でもっと強くなっていると思う」とした。
ベルトへの想いについては「この試合が決まってリベンジというのとベルトが懸かっているのもあって。追い込みを頑張ってきました。追い込みしている時に改めて思ったんですが、明日試合ができるのは師範や道場の皆様、家族、応援してくれる皆様のおかげなので勝って笑って帰れたらいいなと思っています」(白幡)、「プロになって初めて巻いたベルトがREBELSだったので、封印ということでこのベルトも封印されると思うんですけれど、獲ってから最後まで守り抜きたいと思っているので思い入れは凄いあります」(老沼)と、それぞれの想いを口にする。
2021年の目標を白幡は「勝って言いたいことはあるんですけれど、明日勝つことだけに集中して。しっかり回復して明日に備えたいと思っています」と、胸に秘めているものがあるようだ。
一方の老沼は「しっかり勝って今年は他団体の王者とかいろいろやっていきたいと思っています。自分がスーパーフライ級で強いことを証明していきたい。まずは白幡選手に勝って行きたいと思います」と、同じ階級で最強を証明していきたいという。
また、老沼は結婚したことで「もうすぐ子供が生まれるので、しっかりと気持ちの面でももっと頑張らないといけないと思ったので、追い込みも頑張れたし、日常から全部キックに注いで全部懸けてきたので、やれることをやるだけですね」と、メンタル面で変化があったとした。
そして最後に白幡は「最近知ったんですけれど、僕と同い年の人って今、今年度で高校卒業らしくて。就職とか大学進学とか考えている友だちも多い中、僕は格闘技だけでやってきました。明日勝てば、俺にはこの道があるってことを証明できるので勝って証明したいと思っています」と、格闘技の道に懸けて正解だったとの答えを引き出したいと話す。
老沼は「ラストREBELSなのでREBELS王者としてやるべき仕事は分かっている。明日、リングの上で全てを見せます」と、REBELS王者としての最後の試合を全うしたいとの決意を語った。