2021年3月21日(日)名古屋の日本ガイシホールにて開催される「Yogibo presents RIZIN.27」で、一部対戦カードの変更と、追加1カードが発表された。
当初、大雅(TRY HARD GYM)と対戦予定だった小川翔(OISHI GYM)に網膜剥離が発覚。すぐに手術を行ったが「1カ月間の運動禁止」の診断のため、今大会を欠場に。代わりに、基山幹太(BELLWOOD FIGHTTEAM)が大雅の対戦相手に決定した。
鈴木博昭率いるBELLWOOD FIGHTTEAMの基山は、7戦6勝1敗。2019年10月から「ONE Warrior Series」に参戦し、2勝を挙げるも、同シリーズが新型コロナウイルスの影響で休止。
2020年12月のプロ修斗で「全日本新空手道連盟提供試合」として、キックボクシングルール60kg契約で龍翔と対戦し、判定負けとなっている。
大雅は11月の『RIZIN.25』でDEEP☆KICK -63kg王者・山畑雄摩を判定で破り、復活の狼煙をあげたばかり。今回の対戦相手の変更に「相手が変わったみたいです。残念ですが、誰が相手でも一緒です」と、気持ちを切り替えている。
急遽、RIZIN参戦が決まった基山は、「急遽RIZIN参戦が決まりました、BELLWOOD FIGHT TEAMの基山幹太です。相手は憧れであった大雅選手なので、めちゃくちゃ上がってます。強いですが、1発ブチかまします。そして自分が勝ってRIZIN戦士になります! この一戦で人生を変えます。基山幹太の生き様を見てください!」と、力強いコメントを記している。
また、追加カードとして、地元・愛知県より桜井力(COMRADEGYM)と吉田陸(Splash)のキックカードが決定。
桜井は、アマチュア25戦20勝、プロ5戦4勝。D-165kg級ベルトを保持する。
初参戦に向け「今回RIZINに出場させて頂き、ありがとうございます。自分が出られたのは周り方々のお陰だと思っています。自分は勝ちにこだわる試合より、会場や見ている方を沸かせる試合がしたいので、対戦相手の方も沸かせる気持ちで来てください。一歩も引かず打ち合いしましょう!」とのコメントを発表。
対する吉田は、5歳の頃に始めた極真空手がバックボーン。アマチュアキックを経て、コナー・マクレガーに影響を受けて、MMA転向。アマチュアDEEPでは、打撃を武器に4戦3勝(3KO)。現在は大学生MMAファイターとして、PANCRASEに参戦。2019年11月の「DEEP&PANCRASE」では、サウスポー構えからの左の蹴りを効果的に使い、山﨑鼓大に判定勝ちを収めている。
プロキックデビュー戦がRIZIZNという抜擢に、「多彩な技、スピードで観ている人たちを魅了し、必ず興奮させます。このRIZINの大舞台で吉田陸の存在をアピールし、超新星と呼ばれるような戦いをする」と意気込みを記している。
なお、既に決定していた杉山廣平と伊藤裕樹のカードは、オープニングファイトからスペシャルワンマッチへ変更されている。