2021年2月27日(土)東京・後楽園ホール『Krush.122』の前日計量&記者会見が26日(金)都内にて13:00より行われた。
第2試合のKrush女子アトム級2分3R延長1Rで対戦する、チャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)は44.8kg、NOZOMI(TAD)は44.4kgで計量をパス。
リーは“戦う幼稚園の美人先生”として注目を集めたが、2019年3月に6年間務めていた幼稚園を辞めて格闘技一本の生活に。2018年9月の『KHAOS.6』からK-1 JAPAN GROUPの大会に初参戦し、前戦は11月の『Krush-EX 2020 vol.3』で豊嶋里美から勝利を収め、戦績を4勝5敗1分とした。
対するNOZOMIは高校1年生で2019年9月に16歳になったばかり。同年8月に開催された『K-1甲子園』に出場し、女子ワンマッチで判定勝ち。この試合で関係者から高い評価を受け、10月にプロデビューを果たした。デビュー戦では軽快なフットワークから飛び込んでの高速ワンツー、圧倒的なスピードと出入りの速さ、そしてカウンターの技術を存分に発揮してダウンを奪っての判定勝ちを収めている。12月には森川侑凜と対戦し、判定3-0(30-27×3)の完勝でプロ2勝目をあげた。
驚異の新星を迎え撃つリーは「自分のスタイルを見つけ、それを身体に染み込ませる練習をしてきました。対戦相手はスピード感のある選手という印象です。この試合のテーマは“自分を出す”ことで、相手のやりたいことをやらせない試合をして勝ちます。以前とは確実に変わっている姿をアピールしたいです。リングの真ん中で笑うのは自分です。今回も応援よろしくお願いします。ミライ☆モンスター、いただきます!」と、公式HPでコメント。
NOZOMIは「蹴りの対策、ダッキングを混ぜたパンチの連打を練習してきました。対戦相手はガードが硬くて右の蹴りが上手い印象です。前の試合よりさらに進化したとこを見せて、自分のペースで圧倒的な差を見せて勝ちます。みなさんには蹴りが得意な相手でも対応できるところを見てもらいたいです。勝つのは大前提で面白い試合をします」と、同じく公式HPにコメントを寄せている。
また、NOZOMIを指導する湊谷秀文コーチは自身のブログにて「今回は凶暴さに少しだけインテリジェンスを加えて仕上がりました」としており、前回とは違った姿を見せそうだ。
「相手のやりたいことをやらせない」というリーがキャリアの差を見せて新星に初黒星を付けるのか、それとも「圧倒的な差を見せて勝つ」というNOZOMIがさらに駆け上がるのか。