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【QUINTET】現DEEP王者をKOした40歳・中村大介が、連戦で世羅智茂と“十字”対決「いまが間違いなく自分史上・最強。60歳くらいでピークを迎える」

2021/02/25 14:02
 2021年3月12日 (金)、六本木・EX THEATER ROPPONGIで開催される「QUINTET FIGHT NIGHT 6 in TOKYO」のスペシャルシングルマッチとして、中村大介(夕月堂本舗・40)vs.世羅智茂(CARPE DIEM・31)が決定。互いにSNSで意気込みを語った。  中村はプロレスリングU-STYLEで活躍しながら、2002年7月の「THE BEST Vol.2」シャノン・“ザ・キャノン”・リッチ戦での腕十字による一本勝ちでプロMMAデビュー。  現在はプロレスリング・ノアで杉浦貴率いる『杉浦軍』に所属しながら、MMAも継続し、2021年2月21日に行われた『DEEP100』では、現DEEPフェザー級王者・牛久絢太郎を2R ヒザ蹴りでKOに下すアップセットを成し遂げた。40歳にして、MMA30勝19敗1分という、ベテランのいぶし銀ファイターだ。ちなみに中村のデビュー戦の相手、シャノンも判定決着無しの58勝90敗で現役を続行しており、同世代のしぶとさを見せつけている。 ゴッチさんの『Never lie , never cheat , never quit.』を肝に銘じて(中村)  中村は、牛久戦の前に、「自分が生まれ育った北千住の隣町に、カール・ゴッチさんのお墓がある事に、運命を感じちゃいます。直接面識はありませんが、最近の試合前恒例、ご挨拶に行ってきました。『Never lie , never cheat , never quit.(嘘をつかない、ズルをしない、辞めない)』肝に銘じて、闘いに臨みたいと思います」と覚悟を記し、「今が間違いなく、自分史上、最強。60歳くらいでピークを迎えるつもりです」と意気込みを語っていた。  そして、試合では2度のバッテイングにもめげずにカウンターのヒザ蹴り一閃。現役王者の牛久を失神させる衝撃KOを決めている。QUINTETでも1人抜きの金原正徳を腕十字で極め、現RIZINフェザー級王者の斎藤裕をヒザ十字でタップを奪うなど、様々な体勢からの極めを誇る。  今回の世羅戦に向け、「『現役バリバリの選手とやってみたい』とは言ったものの、バリバリの選手がジャンジャンバリバリやってきますね!『男なら…やってやれ!』だ!! 頑張ります!」と、滾る思いを記した。 『腕十字対決』って煽られるけど……(世羅)   対する世羅は全日本ブラジリアン柔術選手権二階級制覇や、2018年の『RIZIN オープングラップリングトーナメント』75kg級で全試合一本勝ち優勝など、ノーギでの強さも誇る。  2019年11月のQUINTETでは、鈴木和宏を腕十字、出花崇太郎をヒザ十字と、連続で極めるなど圧巻の動きを見せており、ケージグラップリングでも、青木真也や岩本健汰に極めさせずドローとなるなど、コロナ禍も積極的に試合に臨んできたグラップラーだ。  世羅は自身のYouTubeで、「QUINTET、決まりました。相手は有名な中村選手。先日のDEEPで現役チャンピオンに勝っちゃいましたね。僕もチケットを勝って見ていましたけど、すごいタイミングのヒザ蹴りで相手を完全に失神させて、すごいKOでした。いまだに現役ですごく強い方です」と、自らチケットを購入して中村の前戦を視察し、その人間的強さを実感。 「たぶん『腕十字対決』って煽られるんですけど、あんまり僕は最近、腕十字極めてないんで、どうなんでしょうね(苦笑)。中村選手、すごい強くて楽しみです。僕はいつも通り、極めに行くだけ。こっちも全力で行くんで、よろしくお願いします」と、「全力で極めに行く」ことを宣言した。  職人芸ともいわれる両者のサブミッション、そして互いに得意とするヒザ十字、腕十字もスタイルは異なり、極め合いとなれば高度な攻防となるだろう。  なお、両者の対戦は、契約体重は75kg、試合時間は8分一本勝負となり、決着がつかない場合は指導数が少ない方が勝利し、同数の場合は旗判定で勝敗が決まるルールとなる。 ◆中村大介「プロレスvs.ブラジリアン柔術の異種格闘技戦」 「プロレスリングNOAH、杉浦軍の中村です。チーム戦としては何度か戦ったCARPE DIEMですが、世羅選手とやるのは、『遂にキタか!』という感じです。観ている人の期待通り、期待以上の試合になるよう、一生懸命頑張ります。プロレスリングvs.ブラジリアン柔術の異種格闘技戦! よろしくお願いします!」 中村大介/ 日本(生年月日)1980年6月10日(身長/体重) 176cm/78kg(所属) 総合格闘技夕月堂本舗(バックボーン)プロレス(主な獲得タイトル)全国総合格闘技オープントーナメント全国大会 82kg未満級 優勝(2002)、第7代DEEPライト級王座(2012) ◆世羅智茂「独特な存在感と魅力がある選手」 「カルペディエムの世羅です。今回もワンマッチに出場することになりました。対戦相手の中村大介選手は昔から好きな選手で、単純にファンとして試合はよく見ていました。グラップリングの技術も高く、独特な存在感と魅力がある選手で、どんな試合になるのか楽しみです。前回は不甲斐ない負け方(内柴正人とドロー、小谷直之に一本負け)をしてチームの連覇を逃してしまいました。前回の負けを帳消しにする様な一本勝ちをしてみせます」 世羅智茂/ 日本(生年月日)1989年7月10日(身長/体重) 168cm/72kg(所属) CARPE DIEM(バックボーン)ブラジリアン柔術(主な獲得タイトル) IBJJFアジア選手権黒帯フェザー級準優勝(2017)
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