(C)RIZIN FF
4月21日(日)、「RIZIN.15」横浜アリーナ大会で、堀口恭司が元UFCのベン・ウィンと対戦した。
対戦相手のベン・ウィンはUFCで4勝3敗と勝ち越している強豪。テコンドーベースで半身構えから左右スイッチし、歩くように打撃を放ってくる。
基本は遠い間合いからの出入りを得意とするウィンだが、近距離のボクシングでも戦えるのがウィンの強みのひとつだ。堀口は、その近い距離についても「相手の必殺技だったり、得意な距離にしないよう、そこでも自分の得意な距離で戦おうと思います」と、自身の間合いで戦うことを重視している。
これまでウィンは、堀口と同じくデメトリアス・ジョンソンに挑戦経験があるティム・エリオットをリアネイキドチョークで極め、現在ONEで活躍中のリース・マクラーレンにも判定勝ちするなど、グラップリングにおいても極め力を発揮しているが、堀口は「(足関節やチョークなど)寝技もしっかりとやってきて、どうやって外すかの対策もしてきました」と万全の構え。
ウィンを「強い選手なのでUFCという舞台に立てている」と警戒は怠らないが、「すべての点で上回っている?」と問われると「そうですね、そういう試合にしたいです」ときっぱりと圧勝するつもりであることを語った。
また、堀口は試合に向け、栃木県足利市にある一期倶楽部でウィン対策を亡き二瓶弘宇館長の三男である二瓶孔宇氏と積んできたことを明かした。
二瓶孔宇氏は、堀口が少年時代に一期倶楽部に入会したときに「ボコボコにされた」相手。堀口と同じ歳の孔宇氏が、二瓶弘宇館長亡きあとも、堀口をサポートする。
今回、ATTのダン・ランバート総帥自ら日本入り。横浜大会の後には堀口に大一番が控えている。大晦日RIZINで一本勝ちしているBellator王者ダリオン・コールドウェルとの米国での再戦だ。
RIZIN榊原委員長は、「横浜大会以降の早い時期に堀口のBellator参戦」を示唆しており、6月14日には「Bellator NYC:Machida vs. Sonnen」マジソン・スクエアガーデン大会も控えている
▼第10試合 60kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R ヒジあり
○堀口恭司(59.65kg/ATT)
[1R 2分53秒 KO]
×ベン・ウィン[Ben Nguen](59.85kg/米国)
1R、レスリングシューズを履いたウィンは先に詰めて堀口のバックに! 落とした堀口。正対する詰めるウィンに両脇を差すのは堀口。しかし四つに持ち込むウィン。堀口はヒジを打ち離れる。ぐいぐい詰めるウィン。堀口に間合いを取らせないが、堀口は左の突き! さらに左! 入れなくなったウィンにワンツーを当てる堀口はさらに左フック! これで体勢が崩れたウィンに堀口は右ストレート! ラッシュ受けるウィンにレフェリーが間に入った。
堀口(リング上で)
「(プラン通り?)全部打撃で行こうと思ってました。皆さんの応援が拳に乗ります! ぜひ会場に来てください]
榊原実行委員長
「この試合をドキドキしながら見ていた人がアメリカにいます。スコット・コーカー(Bellator代表)。6月14日、ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで、ベラトールのケージで、ダリオン・コールドウェルとBellatroのベルトを賭けて戦いますか?」
堀口「戦うにきまってるでしょう!」