2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K'FESTA.4 Day.1』で、第2代K-1フェザー級王者・村越優汰(湘南格闘クラブ)と対戦する芦澤竜誠(PURGE TOKYO)のインタビューが、K-1公式HPにて公開された。
芦澤は2018年6月の第2代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントで第3位に輝き、9月には小澤海斗に勝利。しかし11月大会で卜部弘嵩に逆転KO負けし、2019年3月の『K'FESTA.2』でスペインのホルヘ・バレラにも3ノックダウンでKO負けして連敗。スーパー・フェザー級に階級を上げて臨んだ6月の両国大会でも大岩龍矢に敗れて引退を表明したが、2020年9月のK-1 DX「芦澤竜誠を殴りたいやつ、大募集」で現役復帰を宣言。12月のK-1両国大会で島野浩太朗にTKO勝ちして復活した。戦績は22勝(14KO)11敗1分。
結果なんか見なくても俺の勝ちなんです
――1日1時間の練習を公言している芦澤選手ですが、対戦カード発表会見も練習を終えてから出席したそうですね。
「むちゃくちゃ追い込みましたね。その前の日も『今までで一番追い込んだ!』って思ったんですけれど、それ以上に追い込んでもうヤバいっす(苦笑)。もう追い込みの度合いが違うから、オレからしたらあんなヤツ(村越)はただのクソガキです。アイツはテクニシャンで、テクニックだったら日本で一番強いと思ってますけれど、それだけじゃ無理なんで。せっかく俺が会見で色々と言ってあげたのに、アイツは頭が硬いから『いやいやいや』みたいな返し方をしてきたじゃないですか。俺は『現実から逃げないで考えろ』って言ったのに、それができないからああなるんです。自分のことが可愛いから、逃げ続けて逃げ続けて…それが最近の試合・結果にも繋がってるんじゃないですか?」
――……村越選手に対してだいぶ辛辣ですね。
「アイツの思考回路はちょっと子どもすぎるっていうか、幼稚だなって思います。だから俺からしたら“あんなガキに負けないでしょ”って思うんです。アイツ、俺が『3年前と変わってない』とか言ってましたけれど、人間は細胞が毎日生まれ変わってるんだから、3年前の俺と今の俺は別人ですよ。しかも3年前の俺なんて毎日飲み歩いて、たまに練習して、気持ち悪くなって途中で帰っていたような頃ですよ。その時に俺に勝ったくらいで、しかも勝ったと言っても『最後の方は俺に押されてなかった?』って試合だったじゃないですか。それが分からないのが何も考えてないというかガキというか。自分なりの正論を持っているつもりかもしれないけれど、ただの頑固ですよ、アイツは」
――村越選手の話は一旦ここで止めておいて、復帰戦となった昨年12月K-1両国大会の島野浩太朗戦は倒し倒されの壮絶な試合でした。あの試合で掴んだものはありますか?
「あの試合で分かったことがあって、それは頑張れば頑張った分だけ結果が出るってことです。例えばアンチって増やそうと思えば、いくらでも増やせるんですよ。でも俺が『俺は自分に素直に生きて、言いたいことを言っているだけ』って言ったら、アンチがすぐに減ったんです。俺はそれに気づいたんです。あと、俺のことを嫌いだったアンチのやつが俺の試合を見て手の平返してファンになってくれると、そいつらはずっと俺のファンなんです。そうやって色んなことが分かりました。
そうそう、俺、小澤海斗選手の会見も聞いてましたけれど、あれは言ってることに偽りがあると思います。彼は自信を持って発言できていない。俺は人間のそういうところが見えるんです。俺も会見を終えて、会見の中で俺の言ったことに一つでも嘘があったら試合に負けますよ。でも、俺は会見で言ったことがすべて本当だから、結果なんか見なくても俺の勝ちなんです」
――それが芦澤選手の流儀なんですね。
「でもそれも毎日練習して、それがあっての勝ちだから、ここで調子に乗って練習をサボったら負けますよ。練習をサボったら、俺が会見で言ったことが嘘偽りになりますからね。だから俺は会見で言ったことを毎日やります。今回は格闘技を知らない人が見ても俺が勝つ、そういう会見をやったわけです」
――それでは最後にファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
「俺がKO勝ちして喜んで、ファンのみんなも喜ぶ――みんな俺の試合でそういうところを見たいわけじゃないですか。だからそのそのために自分がやらなきゃいけないことを毎日毎日死ぬ気で頑張ります。仕事でも学校でも全部頑張る。そうしたら自分の未来が思い描いていたストーリーになるんで。だから本当にファンのみんなには俺が勝って喜んでるところ、自分が喜んでるところを想像して毎日頑張ってもらいたいです。それが本当に俺のパワーに繋がります!」