2021年2月28日(日)神奈川・横浜アリーナ『Cygames presents RISE ELDORADO 2021』にて、ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)との再戦が決まっているRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)が、2月17日に自身のYouTubeチャンネル『那須川天心チャンネル』を更新。
「ボクシングについて語る」と題して、ボクシングに関するインタビュー動画を公開した。
近い将来、ボクシングに転向することが確実視されている那須川はボクシングの練習について「バリのバリやっていますよ。ボクシングの練習もちょっと増やしていて、僕はあまりスパーリングをしなかったんですけれど、今は週2でボクシングのスパーリングはしていますね」と、“その日”が近付いていることを隠さない。
ボクシングの魅力を聞かれると「奥が深い。キックボクシングもそうなんですけれど、僕がキックボクシングを始めた時のような感覚なんですよ。だから毎回の練習がめちゃめちゃ楽しいんですよ。知らない世界に飛び込んでみたみたいな、これを俺は求めていたみたいな。僕は(キックボクシングでは)トップの立場で挑戦者が来てそれを倒していくという。ずっとそうだったじゃないですか。そうじゃないんですよ、僕が下なんですよ。そこからいろいろな人に立ち向かっていくという。だからめちゃめちゃ楽しいですよ」と、自分が挑戦者になれることに喜びを感じているという。
「デビューするとなったら、できてもB級(6回戦)かなって。だから僕は多分Bからなのかな。本来はCからですけれど、他の競技の活躍があるからそこは免除されてBからだと思うんですよ。分からないですけれど」と、デビューに関する話もする。
「ルールの中での最大限、キックのものは利用しようかなとずっと思っています」と、キックボクシングで培った技術や経験も利用して戦いたいとの発言も。
さらに「そもそも僕の中での人生はチャレンジだと思っているので、ずっと上にいて下から来る選手を倒すというのは僕的にはあまり好きじゃない。というのもあって挑戦したいなって思いましたし。だって敵がいないって言われている状態で、ずっとこう上に居座っているってのも僕は好きじゃない。そういう人生は好きじゃない。だったら飛び出そうと思ってボクシングをやりたいなって思ったのもそうですし、あとは強い人がいるのでその人たちを倒す、それだけです。シンプルにそれだけです」と、具体的にボクシングへ転向する理由を初めて語った。
また、「ファイトマネーがいいからとかよく言われるんですけれど、僕はそんなこと1回も考えたことないので。ファイトマネーがいいからボクシングに行くなんて1回も考えたことない。正直、日本の中の世界チャンピオンと今のファイトマネーは大差ないです」とお金のためではないと話した。
そして「ワクワクしかないですよ。僕の人生は面白いか面白くないか、それだけですから。那須川天心っていう可能性に僕は全て懸けたい。(どうなるかは)自分でもわからないですけれど、自分に期待しています」と結んだ。