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【K-1】ANIMAL☆KOJI、愛鷹亮戦は「歴史に残るスーパー打撃戦。肉体と肉体がぶつかり合う音が日本武道館に響き渡る」

2021/02/15 20:02
 2021年3月28日(日)東京・日本武道館『K'FESTA.4 Day.2』にて、初代Bigbangヘビー級王者・愛鷹亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦するDEEPフューチャーキングトーナメント2017ミドル級優勝ANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM)が公開練習を行った。  ANIMALはMMAファイターとして2017年のDEEPフューチャーキングトーナメントでミドル級優勝。『DEEP』の他には『ONE Warrior Series』や『HEAT』、『Kunlun Fight』にも出場している。MMAでの戦績は6勝9敗。2020年12月のK-1福岡大会に初参戦すると、K-JeeとKrush王座を争ったRUIを2RでKOし、大きなインパクトを残した。キックボクシング戦績は2勝(1KO)無敗。  K-1に参戦して「思った以上に反響があって、一番は家族ですね。ずっと俺が格闘技をやることに反対していた三番目の弟が格闘技を始めたんです。三番目の弟とは仲がいいんですけれど、ちょっとトゲがあるやつで。そんな弟からいきなりシャドーボクシングの動画が送られてきて『ジャブはどうやって打てばいい?』や『どうやって蹴ればいい?』と質問してきて。嬉しい反面、ちょっと距離がある弟なので、真面目に『ジャブはこうやって打ちましょう』って返事しました(笑)。(家族以外では)友達からも反響が多かったし、街を歩いていても声をかけられることが増えました」と、反響の大きさに驚く。  前回がANIMALにとって初のK-1ルールだったが「自分の一番強い部分を活かせるルールかなと思いました。自分は打たれ強いので、倒されさえしなければ負けないと思う」とキッパリ。「俺は野獣なので動きはワイルドなんですけれど、そのなかにもうちょっとテクニックを混ぜていきたいと思いましたね」と収穫もあった。  今回の試合に向けては「前回と重複するところはあるけれど、早い段階で追い込みも始まったし、フィジカルも気合い入れてやっているので、軸がもっと安定して強烈なパンチを打てるようになったと思う」とANIMAL。 『K'FESTA.4 Day.1』(3月21日・東京ガーデンシアター)に出場する加藤久輝らと実戦さながらのスパーリングを続け「久輝さん、(日沖)発さん、久米(鷹介)さんと普段やっている練習が試合みたいなもので、試合と同じくらい集中しないと倒されちゃう(苦笑)。そういう環境で練習できていることがいい」と準備を続けている。  ANIMALはRUIに勝った直後に愛鷹に対戦アピール。それが実現する形で対戦が決まった。ANIMALが愛鷹を意識するようになったきっかけは「前回公開練習をやった時にYouTubeのコメント欄に『愛鷹に似てる』と書かれていた」からで「同じ階級に同じキャラは2人もいらない。野獣は一人で十分」と“野獣”のポジションを譲るつもりはない。  対戦カード発表会見ではANIMALがおもちゃのバナナを愛鷹に渡し「俺はホンモノの野獣でお前はニセモノ。おもちゃのバナナでも食っとけ!」と挑発した。その後も互いのSNSでやりあう一幕もあったが、大人の対応で受け流す愛鷹を「舌戦は100対0で俺の勝ち。K-1の判定だったら30-26くらいで俺の圧勝、ほぼほぼKO勝ちですよ。こっちが攻めて攻めて、相手は『いやいや…』みたいな返しだったんで、最後まで攻め切った俺の圧勝です」と切り捨てた。  K-1デビュー戦でRUIをKOし、今回K-1でタイトル挑戦歴がある愛鷹を倒せば、タイトル挑戦も現実味を帯びてくる。ANIMALも最短距離でのK-1王座奪取に意欲的だ。 「K-Jee選手が会見で言っていましたよね、『俺は誰とでもやる。ノンタイトル戦はやりたくない』って。次の試合でチャンピオンが変わるかもしれないけれど、K-Jee選手がそこまで言うんだったら、俺もタイトルマッチを煽ろうと思っています。(K-Jeeは同じ九州出身だが)僕も地元が福岡なので、福岡でK-Jee選手とタイトルマッチがやりたいですね。そのためにもヤツ(愛鷹)を倒さないことには道は拓けないので、次は重要な試合ですよ。でも普通に勝てると思います。  総合の選手がK-1ルールで勝つのは判定じゃ難しい。逆に言うと総合の試合をやるよりも、K-1ルールの方が総合格闘家ならではのフィジカルや独特の打撃の力を見せられると思います。(外敵という意識は?)ずっとアマチュアからキックをやって、プロになった選手もすごいと思うけれど、自分たちも色んなルールで色んな国でやって来たので。その経験は他の選手よりも遥かに上だと思います」  クルーザー級は選手層も厚くなり、盛り上がりを見せている。互いに強打を誇るANIMALと愛鷹への期待の声も大きく、ANIMALも「この試合は歴史に残るスーパー打撃戦になるでしょうね。肉体と肉体がぶつかり合う音が日本武道館に響き渡ると思います。僕らは軽量級みたいな早い動きは少なくなるけれど、一撃で流れを変えることができる。K-Jeeとシナ・カリミアンのタイトルマッチがそうだったけれど、重量級は一撃で流れが変わるので目が離せないと思う」と武道館を揺るがす激闘を約束した。  インタビューが一通り終わると「好きなバナナは食べ物です(※1度言い間違えて以降、これが定番に)。ANIMAL☆KOJIです」とお約束の自己紹介から、「K-1 2戦目で愛鷹亮とやることになりました。RUIとやった時も大半の人は俺が負けると思っていたと思います。でも野獣に場数も格闘技歴も関係ない。俺みたいなホンモノの野獣はもとから強いんだよ!」と吼えた。
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