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【Krush】「相手の攻撃をもらわずに自分だけ攻める」さらに進化する王者・新美貴士が初防衛戦

2021/02/15 19:02
 2021年2月27日(土)東京・後楽園ホール『Krush.122』にて、斗麗(=とうま/WIZARDキックボクシングジム)の挑戦を受けてKrushフェザー級王座の初防衛戦に臨む王者・新美貴士(名古屋JKファクトリー)の公開練習が行われた。  新美は2018年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、連勝したが斗麗に敗れた。その後は佐野天馬、高橋直輝に連勝も7月に岡嶋形徒に判定で敗れている。「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では1回戦が不戦勝、準決勝で優勝候補と目されていた玖村修平を破り、決勝では森坂陸に延長戦の末に勝利して王座に就いた。戦績は11勝(4KO)3敗のサウスポー。 Krushのベルトを巻いたことで「いつも応援してくれている人や家族が喜んでくれました」と言い「自分自身は特に変わらないんですけれど、一つ選手として自信がつきました」と選手としても一回り大きくなることができた。  トーナメントでは1R開始から試合終了まで圧倒的な手数で攻め続けるファイトスタイルを披露。「チャンスがあれば攻めたいと思っていたくらいで、最初から最後まで攻め続けるという考えはなかった」という新美だが「自分は攻める数が少なかったので、練習で手数を増やすようにしたら自然にああなっていた。(精神的・体力的にしんどくはなかった?)練習の方がつらかったので、試合ではしんどくなかったですね。自然にあの戦い方ができました」と新たなファイトスタイルは日々の練習の賜物だと話す。 今回はその攻め続けるスタイルに加え「相手の攻撃をもらわずに自分だけ攻めることを意識して練習しています」と更なる進化にも着手し、Krush王者としてのレベルアップに余念はない。  挑戦者・斗麗は2019年9月のK-1大阪大会で対戦して敗れている相手。当初、第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントにもエントリーしていたが、右手首キーンベック病を理由に欠場しており、トーナメントでリベンジするチャンスは逃した。  新美は「何でもできて器用な選手。12月の試合を見ても、普通に強くなっていると感じた」と斗麗の成長を認めつつ「自分も前回対戦したときよりも全体的にレベルアップしている」と断言。 「本当はトーナメントの決勝でやり返そうと思っていたんですけれど、それが出来なかった。でも僕がチャンピオンになれば防衛戦でリベンジの機会があると思ったので、この試合が決まって自分が思っている通りになったかなと思う。斗麗選手はトーナメントの優勝候補と呼ばれていて、僕が優勝してチャンピオンにはなったけれど、過去に負けている斗麗にリベンジして堂々とKrushチャンピオンを名乗りたい」とベルトを懸けたリベンジ戦に闘志を燃やす。 『K'FESTA.4 Day.1』(3月21日・東京ガーデンシアター)では同じフェザー級で、K-1王者・江川優生vs挑戦者・椿原龍矢のタイトルマッチが組まれている。Krushの王者である新美は「今は目の前の試合に勝つことを集中しています。もしここで僕が勝てばKrushには相手もいなくなるのかなと思っているので、(江川vs椿原の)勝った方とやりたい気持ちがあります」とK-1フェザー級戦線への浮上も見据えている。  最後にファンに向けてメッセージを求めると「できればKOで勝って面白い試合をする」と新美は締めくくった。
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