未来「誰とでもやる」、海「万全ならいく」
そんななか、朝倉未来は、発売中の本誌『ゴング格闘技』の取材に、「大晦日にも試合をしたのは、リングで期待を裏切った、というのがあったので。リングで失ったものをリングで取り戻しに行きたいという気持ちでした」と振り返り、2021年の展望について、「斎藤(裕)選手と一番やりたいですけど、団体が決める相手と誰とでもやろうかなという気持ちです。クレイベル(コイケ)選手でもいいし、平本蓮でも、平本蓮に勝った萩原(京平)でもいいと思う。別に誰とやりたくないとかはあんまりないです。ただ、興行的に誰とやったら盛り上がるのかは考えてしまいます」と、観客やファンの期待に応える試合をしたいと語っている。
また、朝倉海は2月11日の自身のYouTubeで、「怪我から復帰した一発目の練習がバッチバチだった」をアップ。2月21日の「DEEP100」に出場する昇侍、3月13日の「DEEP TOKYO」に出場する佐々木由大らとの軽快なスパーリングを公開し、「(足の調子は)だいぶいい。まだ蹴りを喰らうとちょっと怖いかなって感じ。足の心配とかしてくれるファンの方も多いけど、順調に回復しているので、そこはしっかり安心してもらって。出来るだけ早い段階で試合に復帰できるようにしますんで」と早期復帰を示唆。
同時に「でも万全の状態で挑みたいんで、たしか3月末(21日)に名古屋でRIZINやると思うんですけど、それは様子次第で、万全ならいこうと思うし、ちょっとでも不安があったら4月に出たいと思いますんで、その時はまた応援よろしくお願いします」と、3月大会は怪我の回復次第、4月までには再起戦を行いたいとした。
3月、4月、5月の3カ月連続開催を発表した榊原CEOは、本誌の取材に「3月に名古屋の日本ガイシホール、4月は横浜アリーナの可能性もあるし、ひょっとすると延期になった東京ドームの可能性もある」と語っている。しかし、4月大会の会場は「半分まで入るならドームでやる意義はあるけど、(上限)5千人だったらドームでやるまでではない」とも語っており、4月大会は、新型コロナウイルスの感染防止対策次第としている。
果たして、朝倉兄弟の2021年の初試合はどこになるか。