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2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホールで開催される「RIZIN.27」の会見が2月12日、都内にて行われた。会見後に榊原信行CEOが囲み取材に応じ、朝倉未来&海(トライフォース赤坂)の今後について語った。
既報の通り、4月大会からスタートの16選手参加のバンタム級日本GPの開催を発表した榊原CEOは、大晦日に堀口恭司に敗れた前バンタム級王者である朝倉海について、「特別扱いはない。GPにしっかり勝てば、堀口にも『ここまでやったんだから(3度目の試合を)やれよ』という説得力はあるでしょう。これが一番、海にとっては近道だと思います」と、GP優勝が堀口へのリヴェンジへの「近道」にして関門だと語った。
続けて、「今日10試合を発表しましたが、(3月大会に)朝倉未来も『出たい』と言っていて──『出す』とは言っていないですよ──朝倉海もまだ怪我が明けていないけど、やっぱりご当地・名古屋で凱旋したいという気持ちが、あの兄弟にもあるので、そのへんも含めて、4月末の試合が(新型コロナウイルスの影響次第で)多くの観客が入れる状況で組めれば、さらに、朝倉未来が3月も4月も連戦してもいいと思っているなら、ご当地だしスクランブル発進で未来選手の試合も組むという可能性もゼロではないので、キックの試合も入り、13~15試合。14時開始で20時までにイベントを終わらせる想定で、ラインナップをしたい」と、朝倉兄弟の連戦の可能性について言及した。
とはいえ、朝倉未来は、11月21日の斎藤裕とのフェザー級タイトルマッチに続き、大晦日に1カ月と10日間隔の連戦で弥益ドミネーター聡志との試合をショートノーティスで受けており、朝倉海はコロナ禍でRIZINが存続の危機のなか、2020年下半期に8月、9月、12月と連戦を戦い、大晦日に筋断裂の負傷を負った。連戦のダメージも危惧される。