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レポート

【UFC】マネル・ケイプがUFCデビュー戦で判定負け。ヴォルコフがオーフレイムをTKO、サンドヘイゲンがエドガーに衝撃28秒KO勝ち!

2021/02/07 08:02
 2021年2月6日(日本時間7日)米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて、「UFC Fight Night: Overeem vs. Volkov」が開催された。 UFC Fight Night: Overeem vs. Volkov 現地時間2021年2月6日(土)、日本時間7日(日)米国ネバダ州ラスベガス/UFC APEX 【メインイベント】 ▼ヘビー級 5分5R×アリスター・オーフレイム(オランダ)255.5lbs/115.89kg[2R 2分06秒 TKO] ※左フック○アレクサンドル・ヴォルコフ(ロシア)264lbs/119.75kg  40歳のアリスターは身長193cm、32歳のヴォルコフは201cm。  アリスターは直近5試合で4勝1敗。2019年12月にジャルジーニョ・ホーゼンストライクに5R KO負けを喫したものの、4勝(vs.アウグスト・サカイ、ウォルト・ハリス、アレクセイ・オレイニク、セルゲイ・パブロビッチ)はすべてTKO勝利を飾っている。試合前に「ファイナルランの始まり」と語るなど、最後のヘビー級タイトル挑戦を狙う。  元Bellaotorヘビー級王者のヴォルコフは極真空手出身のストライカー。UFCでティモシー・ジョンソン、ロイ・ネルソン、ステファン・ストルーフェ、ファブリシオ・ヴェウドゥムを下すなど4連勝後、デリック・ルイス、カーティス・ブレイズには敗れるも、グレッグ・ハーディに判定勝ち。2020年10月の前戦ではウォルト・ハリスをボディへの前蹴りで2R TKOに下している。  1R、ヘビー級5位のオーフレイムに、6位のヴォルコフ。サウスポー構えのオーフレイムに右インローを放つオーソドックス構えのヴォルコフ。足を飛ばされながらもオーフレイムも右ローを返す。  左のオーバーハンドを2度放つオーフレイム。じりじり詰めるヴィルコフに、左で押し返すオーフレイム! さらに前足に右の関節蹴りも。サウスポーから左ミドルを当てるヴォルコフ。オーフレイムは右のショートアッパー! 続けて左ミドルを当てる。  右ストレートをヒットさせるヴォルコフ! 亀になるアリスターだが頭を防御しながら立ち上がる。詰めるヴォルコフはなおも右ロー。さらに金網に詰めて左右の連打。ガードを固めるオーフレイムに中央から右ヒザを突く。  2R、左ジャブを当てるヴォルコフ。さらにワンツー。ブロッキング主体のオーフレイムだが、左ジャブを被弾する。組みに行くオーフレイムだが、突き放すヴォルコフ。右を振って前に出るオーフレイムだが、ヴォルコフの右アッパー、左ストレートにオーフレイムは後退! 顔面から出血するオーフレイムはダブルレッグも切るヴォルコフは、狙いすましたように右から左フック! ダウンしたオーフレイムにヴォルコフは追い打ちせず。  顔面から多量の出血し、正座するオーフレイムにヴォルコフは寄り添い、肩を抱いた。  試合後、ヴォルコフは、「打撃でフィニッシュできると思っていた。ベルトがほしい。イッツ・マイ・タイム(俺の出番が来た)」と、と表情を変えずに王座獲りを宣言した。 [nextpage] 【セミメインイベント】 ▼バンタム級 5分3R○コーリー・サンドヘイゲン(米国)135.5lbs/61.46kg[0分28秒 KO] ※右跳びヒザ蹴り×フランキー・エドガー(米国)135.5lbs/61.46kg  キックボクシングでWKA世界王座を獲得後、MMAに転向したサンドヘイゲンはMMA13勝2敗。LFAでジャマル・エマーズに判定負けもUFCで5連勝。2020年6月にアルジャメイン・スターリングに1R リアネイキドチョークで一本負けでオクタゴン初黒星を喫するも、2020年10月の前戦では元WSOF世界バンタム級王者のマルロン・モラエスを2R、スピニングバックキックを当ててパウンドアウト。  オーソドックス構えがベースのスイッチヒッターで、MMA柔術にも長けている。現在バンタム級2位の28歳。メインに登場するオーフレイム、ジャスティン・ゲイジーらと同じエレベーション・ファイト・チーム所属。  対するエドガーは、元NCAAディビジョン1レスラー。2012年さいたまでのベンソン・ヘンダーソンとのライト級タイトルマッチの名勝負で日本のファンも魅了した。2013年にフェザー級に転向し、3度のタイトルマッチを経験。ジョゼ・アルドに2度、マックス・ホロウェイに敗れ、王座戴冠はならず。  2019年12月、ブライアン・オルテガの怪我を受け、急遽、フェザー級ランキング6位のジョン・チャンソンと対戦も1RTKO負け。2020年8月にバンタム級に転向。5位のペドロ・ムニョスと対戦し、5Rスプリット判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞し、バンタム級デビュー戦を白星で飾った。今回は、当初2019年12月に対戦予定だったコーリー・サンドヘイゲンと、仕切り直しの一戦となる。  39歳のエドガーは、小刻みなステップのなかで距離をコントロールし、抜群のタイミングでテイクダウンを奪うウェルラウンダー。近年は、ニュージャージーでザビット・マゴメドシャリポフ、チムール・ヴァリエフ、コディー・ガーブラントとも練習を積んでいる。  1R、ともにオーソドックス構え。詰めるエドガーは左を狙って入るが、サンドヘイゲンはカウンターの右の跳びヒザ! サイドに抜けるような跳びヒザ蹴りに、エドガーは前方に頭から崩れ、失神して倒れた。  衝撃の28秒、KO劇。これが世界のバンタム級か。  3月6日(日本時間7日)「UFC 259」では、王者ピョートル・ヤン(ロシア)と挑戦者アルジャメイン・スターリング(米国)の「UFC世界バンタム級選手権試合」も決定しており、スターリングに敗れているサンドヘイゲンは、勝者に再び挑戦を目指すことになる。  試合後、28歳のサンドヘイゲンはバックステージで、「みんな下手って言うからレスリングスキルを見せてやりたかったけどね。(動画のリプレイに)見たくないけど、自分に起きたこととして見るよりマシだね。(バンタム級について)アルジャメインとやったときに来れば、俺はモンスターに変わった。アルジャメインvs.ヤンの勝った方を、俺が7月にKOするだけだ」とクールに語った。 【UFC】忖度無し「フランキーが大好きなんです」水垣偉弥、UFCを語る [nextpage] 【メインカード】 ▼ライト級 5分3R×マイケル・ジョンソン(米国)154.5lbs/70.08kg)[判定0-3] ※27-30×3○クレイ・グイダ(米国)155lbs/70.31kg)  ジョンソンは2018年10月のアーテム・ロボフ戦の判定勝ち以降、3連敗中。2020年5月の前戦はチアゴ・モイセスに2Rアンクルロックで一本負けしている。対するグイダは、2019年5月にBJペンに判定勝ちも、ジム・ミラー、ボビー・グリーン相手に2連敗中。  1R、オーソドックス構えのグイダにサウスポー構えのジョンソン。グイダがシングルレッグを肩口まで持ち上げテイクダウンし、立ち上がり際をがぶるが、頭を抜くジョンソン。  2Rも左で差して組み付くグイダ。頭を外に出すが、切るジョンソン。なおも圧力をかけるグイダはシングルレッグへ。ここも切るジョンソンから逆にダブルレッグに入る。差し上げるグイダは押し込むジョンソンにヒザを突く。なおも前に出るグイダはシングルレッグへ。ジョンソンは金網背に凌ぐ。  3R、打撃の軸がブレてきたグイダだが、なおも左で差して押し込むとシングルレッグに切り替えて押し込む。バックテイクを狙うジョンソンだが、尻餅をつかされる。ジョンソンの立ち際にバック、4の字ロック。リアネイキドチョークへ! 後ろ手を剥がすジョンソンに片手で絞めるグイダ。チョークは凌ぐが、残り30秒をバックキープしたグイダは、ブザーにジョンソンと肩を組んだ。  判定は3-0(30-27×3)で、ケージレスリングをやり切った39歳のグイダが勝利。連敗を脱出し、戦績を36勝20敗とした。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R○アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)125.5lbs/56.93kg[判定3-0] ※29-28×2,30-27×マネル・ケイプ(アンゴラ)125.5lbs/56.93kg  元RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプがフライ級に落とし、オクタゴンデビュー。対するはTUFで扇久保博正に判定負けも、UFC本戦では、かつてケイプが判定負けしている佐々木憂流迦に一本勝ちするなど、6勝3敗と大きく勝ち越しているアレッシャンドリ・パントージャ。2019年7月にはデイブソン・フィゲイレードとも対戦し、判定まで持ち込むなどあなどれない相手だ。堀口恭司が属するATTでも練習を行って来た。現在フライ級5位。ケイプにとっては勝てば一気にランキング入りが望める相手だ。  当初、両者は2020年12月19日(同20日)に対戦予定だったが、パントージャが新型コロナウイルス感染検査陽性反応のため欠場。延期となり、約1カ月半を経て、今回、試合が組まれたことになる。  試合に向けて昨年末、すでにラスベガス入りしてたケイプは、2020年12月12日(同13日)の「UFC256」メインイベントのUFC世界フライ級選手権試合デイブソン・フィゲイレードvs.ブランドン・モレノのバックアップファイターに抜擢されるも、登場の機会は得られず。同級王座戦は、5Rの死闘の末、王者フィゲイレードが判定1-0のドロー防衛を果たしている。  事前の囲み取材で、ケイプはそのときのことを「“チャンピオンと戦うかもしれない”というチャンスを得ることができたし、(タイでの)最初のキャンプよりも、アメリカで素晴らしいチームとトレーニングに励める環境ができたことで、前より良くなっているのを実感している」と語る。  対戦相手のパントージャについては、「これまで対戦してきた相手よりも遅いと感じる。自分のほうが完璧で、もっとスマートだと思う。だから、美しいマスタークラスをみんなにお見せするよ」と、自信を見せると、「1R目に彼のボディを破壊する。鼻をへし折り、肋骨も折るだろう。そして2R目にKOする」と、KOデビューを予告した。  ケイプの前戦は2019年12月に朝倉海にTKO勝ちでRIZIN王座を戴冠。パントージャは2020年7月の前戦でアスカー・アスカロフに判定負け。  1R、サウスポー構えのケイプに、オーソドックス構えのパントージャ。圧力をかけるパントージャはワンツーもサークリングするケイプ。ワンツーから組みに行くパントージャを切るケイプ。パントージャは右ローを蹴る。  左ジャブを打つケイプ。追うパントージャは右ミドル。回るケイプ。次の右ミドルはかわす。オーソドックス構えに変えるケイプにワンツーで詰めるパントージャ。組みを切るケイプは左ジャブ。しかし、パントージャは右カーフキック! 続くローはケイプはヒザを引いてかわす。  サウスポー構えに前足を変えたケイプ、右のトリプルで前に出るパントージャをかわすケイプ。左ローも。右ローはかわすケイプ。オーソドックス構えに変えるとパントージャは右ロー! サウスポー構えに変えるとパントージャは左インロー、右ミドルを当てる。ケイプはマットに手を着いてのセンチャイキックを見せるが下に。パントージャは立ち上がり際にヒザを見せるが、その足を掴んでケイプは立ち上がる。パントージャのラウンドに。  2R、オーソドックス構えから入るケイプ。右ロー、ワンツーを狙うパントージャ。ケイプも右をカーフキック! サウスポー構えになるケイプ。オーソドックス構えになると右のローを打つパントージャ。さらに右ミドルも。右ミドルで攻めるパントージャ。ワンツーの打ち終わりを左で狙うケイプだが、オーソドックス構えになるとパントージャは右ローを当てる。ケイプも右カーフキック。  サウスポー構えになるケイプ。右の打ち終わりにパントージャが右を当てる! さらに右ミドル。見合いが多い中、飛びヒザを狙うケイプ。それを右の蹴りで迎撃するパントージャ。ケイプは低いダブルレッグからテイクダウン、寝技の得意なパントージャを抑え込むことはせず、立たせてバックテイクするが、突き放すパントージャ。さらにケイプは右の蹴り足を取って2度目のテイクダウンもパントージャはダメージなく立ち上がる。このラウンドも右ミドルを当てたパントージャ。ケイプの最後のテイクダウントライをどう取るか。  3R、サウスポー構えから入るケイプ。パントージャの右はかわすと、左の後ろ蹴りで牽制。ヒザを触りにくるパントージャを切るケイプ。テイクダウンを嫌うケイプは中にに入りにくい。下がりながら左フックを当てるケイプ! しかし浅い。右ミドルはパントージャ。ワンツーの連打のパントージャに下がりながら左を入れるケイプ。パントージャの左ローをすかすケイプ。しかし右ミドルは当たる。パンチから右ハイに繋ぐパントージャの蹴りをかわすケイプ。  圧力かけるケイプ。右ミドルのパントージャ。ケイプは左ボディストレート。手数が足りないケイプ。左ストレートを当てるケイプ。パントージャも右を返すと、右ロー! 左ハイをかわしたケイプはダブルレッグからバックへ。突き放すパントージャに、さらにダブルレッグから立たせてバックテイクするケイプ。パントージャが突き放してブザー。3Rもケイプのテイクダウンアテンプトをどうジャッジされたか。  判定は3-0(29-28×2,30-27)でアクティブに打撃を繰り出したパントージャが勝利。ケイプはほろ苦いオクタゴンデビュー戦となった。  MMA23勝5敗となったパントージャは、バックステージで、「ケイプはとても良い選手だが、自分の試合展開で進めることを大事にしていた。ケイプはストライカーとしてハイレベルだからこそ、自分も打撃でやれることを見せられた。それは王者のフィゲイレイドと戦うためだ」と語った。 [nextpage] ▼ライト級 5分3R×ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)155lbs/70.31kg[判定1-2] ※28-29×2, 29-28○ベニール・ダリウシュ(アシリア)156lbs/70.76kg 「UFC 179」以来の再戦。フェレイラはライト級10位。UFC8勝2敗で6連勝中だ。2020年1月の前戦では、元王者のアンソニー・ペティスに2R、リアネイキドチョークで一本勝ち。黒星は2014年10月のベネイル・ダリウシュ戦の判定負けと、2015年のダスティン・ポイエー戦の1R TKO負けの2つのみ。36歳、MMA17勝2敗。  ダリウシュはUFC5連勝中。3試合連続パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得し、2020年8月の前戦では、スコット・ホルツマンを1R、スピニングバックフィストでTKOに下している。  1R、オーソドックス構えのフェレイラ。サウスポー構えのダリウシュはワンツーの左ストレートで圧力をかけ、シングルレッグから軸足をアンクルピックでテイクダウン。下のフェレイラも腕十字狙いからスクランブルで立ち上がる。なおもシングルレッグテイクダウンはダリウシュ。腹固め狙いから立ち上がるフェレイラ。  ヒザ蹴りを効かせるダリウシュ! くの字になり動きが止まったフェレイラをテイクダウンするダリウシュだが、フェレイラはガードから外掛け、デラヒーバでバック狙いも正対するダリウシュ。フェレイラの立ち際にバックを狙うが、フェレイラも正対して立つ。  ダリウシュの左の打ち終わりに右ストレートを当てたフェレイラ! 左の前蹴りも顔面に効かせる。  2R、サウスポー構えからフェレイラの軸足を蹴るダリウシュ。詰めて右で差してテイクダウンする。蹴り上げで立とうとするフェレイラを抑え込むダリウシュ。三角絞め狙いをパスするが、そこで立ち上がるフェレイラは、前転してヒザ十字狙い。それを外したダリウシュはバックへ。落とすフェレイラに、ダリウシュはダブルレッグへ。  切るフェレイラにクリンチボクシングから一転、ダブルレッグテイクダウンはダリウシュ。フェレイラのギロチン狙いを抜いて、パスを狙うが、フェレイラも肩口い蹴り上げ。しかしなおも抑え込みパウンドも狙うダリウシュ。フェレイラもパウンドを避けるが背中を着かされる。  3R、スイッチして左ストレートを放つフェレイラ。オーソドックス構えに戻す。ダリウシュはサウスポーから左ローもローブローに。中断、再開。  左の蹴りから前進、ニータップでテイクダウン狙うダリウシュ。下がるフェレイラだが、ダリウシュの蹴り足を取ってテイクダウン。ダリウシュは落ち着いて内がけからフェレイラの左足を折り、際で立ち上がる。  シングルレッグから後方に投げてテイクダウンはダリウシュ! サイドから回して引き込みバックテイクするが、正対するフェレイラ。そこに足関節のトランジションで立ち上がりを狙うダリウシュ。フェレイラは首を抱えたところでブザー。  判定は2-1(29-28×2, 28-29)のスプリットで13位のダリウシュが勝利で6連勝。10位のフェレイラに競り勝った。 [nextpage] ▼ライトヘビー級 5分3R×マイク・ロドリゲス(米国)205lbs/92.99kg[2R 4分52秒 リアネイキドチョーク]○ダニーロ・マルケス(ブラジル)205lbs/92.99kg  LFA、Gladiatorを経て、2020年9月にUFCデビューしたマルケス。UFCでまだ白星の無いハディス・イブラギモフ相手に判定勝ちでオクタゴンデビューした。  ストライカーのロドリゲスはUFC2勝3敗1NC。2020年9月の前戦ではエド・ハーマンにヒザ蹴りを打ち込むもローブローを主張され、3Rキムラで逆転の一本負けを喫している。  1R、オーソドックス構えのマルケスにサウスポー構えのロドリゲス。シングルレッグを肩口にまでテイクダウンしたマルケス。両足を束ね、左で差すが、右で小手に巻くロドリゲスは立ち上がる。再びシングルレッグで後方に引き出してテイクダウンはマルケス。右で脇差しパスガード、左で枕に巻き背中をつかせるも、ロドリゲスも金網背に上半身を立てる。  両足を束ねて横に寝かせるマルケスに、再び小手に巻いて立ち上がるロドリゲスだが、マルケスはボディロックから小外でテイクダウン。しかし立つロドリゲスは首相撲からヒジを突く。  2R、ヒザを触りにいくマルケスに左ヒザを突くロドリゲス。右を振るマルカスはみたびシングルレッグで引き出しテイクダウン。レッグドラッグからパウンド、サイドからマウントに移行。ヒジを打ち込む。背中を見せたロドリゲスにバックマウントから4の字ロック。リアネイキドチョークを極めた。35歳のマルケスはUFC2連勝。 [nextpage] 【プレリム】 ▼キャッチウェイト(160lbs)5分3R○デボンテ・スミス(米国)159.5lbs/72.35kg[2R 3分38秒 TKO]×ジャスティン・ジェインズ(米国)159lbs/72.12kg  右ローを当てるスミス。右ミドルは掴まれるも片足立ちで鉄槌連打で足を抜く。ワンツーから右で差して組んでバックテイクを狙うジェインズに、後方に巧みに投げるスミス。サイドを奪いヒジ! マウント、バックからリアネイキドチョークの体勢も、パームトゥパームを剥がし正対するジェインズ。  上になったところでスミスは体を離す。ジェインズの左目が大きく腫れ上がり、ドクターチェックの末、ストップ。スミスのKO勝ちとなった。DW's Contender Series出身のスミスはMMA12勝2敗とした。 ▼女子バンタム級 5分3R○カロル・ロサ(ブラジル)135lbs/61.24kg[判定3-0] ※30-27×3×ジョセリン・エドワーズ(パナマ)135lbs/61.24kg ▼女子フライ級 5分3R×モリー・マッキャン(英国)126lbs/57.15kg[判定0-3] ※29-27, 29-28, 30-27○ラーラ・プロコピオ(ブラジル)125.5lbs/56.93kg ▼フェザー級 5分3R○チェ・スンウ(韓国)145.5lbs/66.00kg[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×ユーセフ・ザラル(モロッコ)146lbs/66.22kg ▼フェザー級 5分3R○ティムール・バリエフ(ロシア)145.5lbs/66.00kg[判定3-0] ※30-25×2, 30-26×マーティン・デイ(米国)146lbs/66.22kg ▼フェザー級 5分3R○オデー・オズボーン(ジャマイカ)143.5lbs/65.09kg[1R 0分26秒 KO] ※左ストレート×ジェローム・リベラ(米国)145lbs/65.77kg ともにサウスポー構え。前手争いから圧力をかけるオズボーンに、リベラが左ハイも肩口にひっかかったところに、オズボーンがサウスポーから左ストレートでKO。 【中止】▼フェザー級 5分3Rコーディ・ステーマン(144.5lbs/65.54kg)アスカー・アスカー(145lbs/65.77kg)※アスカーが医師の診察をクリア出来ず試合中止
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