2021年2月7日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2021 act.1』の前日計量&記者会見が、6日(土)都内にて17:00より行われた。
53.0kg契約エキスパートクラス特別ルール3分3R延長無制限Rで対戦する、SB日本バンタム級1位・伏見和之(RIKI GYM)はリミットちょうどの53.0kg、心直(REON Fighting Sports Gym)は52.95kgでそれぞれ計量をパス。この試合はシュートボクシングvs REBELS3vs3対抗戦の先鋒戦戦となる。
計量後の会見でシュートボクシング協会のシーザー武志会長は「今年初めての大会ですが、コロナの自粛中なのにと顰蹙を買うかとも思いましたが、選手が一生懸命に頑張ってきたので規則の8時までに大会を終わらせることを目標にやらせたいと思いました。また、SBに投げがあるからどうこう言われて、なかなか参加する選手が少ない中、REBELSの3人が勇気ある彼らが来てくれました。感謝しています。
対するSBの選手たちはプロですから、勝った負けたよりもお客さんがどれだけ喜んでくれるかが大事なので、そこを肝に命じていて欲しい。見に来てよかったと感動を与えて、実生活に持ち帰って励みにになるような試合があったらいいなと思います。他の選手たちもプロとして恥ずかしくない試合をしてほしいと思います」と選手たちにメッセージを送った。
伏見は「明日は1年ぶりの試合ですが、最近は間隔が空くことが多かったので緊張はないけれど、会長が言っていた通り勝ち負け関係なく来てくれた人たちを満足させる試合をこの中で僕が一番できると思っているので、それをしっかり貫こうと思います」と好試合を約束。
(写真)確かに右側の窓が開いている それに対して心直は「今回チームREBELSとして乗り込んだわけですが、REBELSが窓側でアウェイを感じています。寒くて」と、隣の窓が開いていて寒いと愚痴る。スタッフから感染予防の換気のためと説明されると「あ、そういうわけじゃなかったようですけれども、伏見選手はガンガン前へきて強い選手。僕はインタビューで応えた通り、倒し倒されるじゃなくて倒さずにずるずる引き伸ばして勝とうと思っています」と、事前のインタビュー通りに判定勝ち狙いを予告する。
お互いの印象を聞かれると、心直は「身体が分厚くてフィジカルが凄いしっかりしているんだろうなって言うのと、日サロに行ってるので真っ黒でカットも出ていたいい身体だと思いました」と、計量でよく見ていた感想。
ところが伏見は「僕の苦手なサウスポーで。それをどうにかフィジカルで潰したいです。あと日サロと言われたんですが、残念ながら今回は1回も行けてないんです地黒でもないです、今日の朝行こうと思ったんですが、きつすぎて無理だなと。日サロ行けなくてカット不足です」と明かした。
今回はSBルールでの試合ということで、SBで認められているテクニックの全て使って戦うのか、それともあえて相手の土俵で打撃のみで戦うのかを聞かれると伏見は「元々投げや絞めは得意ではなく、練習もほどんどしたことがない。今までもたまたま投げられただけなので、あまり狙ってないんですけれど、タイミングが合えば勝手に身体が動くって感じですね。相手の土俵で勝負しようとも、こっちの土俵で勝負しようとも思ってないです。いつも通りに普通に戦います」と、特に意識せず戦うという。
対する心直は「僕は中学・高校の6年間、授業で柔道を選択してきたのでその6年間の集大成を見せる時が来たと思います」と言って、“授業の柔道か”とみんなを笑わせた。そのうえで「REBELSの強さは打撃なので、そこをしっかり見せたいと思います」と、打撃の強さで勝つと答えた。