シュートボクシング
インタビュー

【シュートボクシング】REBELSから乗り込む栗秋祥梧「生まれ変わったのでKOを楽しみにしていて下さい」

2021/02/06 13:02
 2021年2月7日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2021 act.1』のダブルメインイベント第1試合で、SB日本フェザー級王者・笠原友希(シーザージム)と対戦するREBELSのエース格・栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)のインタビューが主催者を通じて届いた。  栗秋は近年のREBELSを牽引する存在で、2019年8月大会で185戦166勝の戦績を持つルンピニースタジアムの元ランカーをKO、10月のKNOCK OUTではISKAスペイン・ムエタイ・フェザー級王者ミケール・フェルナンデスを降している。また、12月にはシュートボクシングに参戦し、SB日本スーパーバンタム級王者・植山征紀をヒジ打ちでTKOに葬り、2020年2月のKNOCK OUTでは駿太もヒジでTKOに破り4連勝。しかし、9月のKNOCK OUTで宮元啓介に敗れ、12月にはダウサコンにも敗れており、連敗脱出をかけて再度SBのリングへ乗り込んでくることになった。 派手なKO勝ちで存在感を出したい ――2019年12月に植山征紀選手にヒジよるカットでTKO勝ちして以降、久々のSB参戦となりました。 「あの時、あまり存在感を出せなかったのですが、またSBのリングに呼んでいただけてありがたいです。なので今回は派手なKO勝ちで存在感を出したいと思います」 ――今回は、栗秋選手と2度対戦して1勝1敗の笠原弘希選手の弟の笠原友希選手との対戦となりました。栗秋選手は弘希選手とは再戦で負けていますが、いつかやり返したい想いはありました? 「僕は初戦でKO勝ちしているので興味はないです(笑)。今回の笠原弟は僕よりも身長が15㎝高いのですが、僕が所属しているクロスポイント吉祥寺には潘隆成先輩、小笠原裕典先輩といった高身長の先輩方が多く、笠原弟はサウスポー構えということで、みんながサウスポーになってくれて色々と対策を考えてくれています。今では逆にオーソドックスの選手とスパーをすると、やりにくさを感じたぐらいになりました。あと、今は動きの速い小笠原瑛作先輩とスパーをしてそのスピードに慣れたので、笠原弟のスピードは問題なさそうです」 ――ちなみに笠原弟と対戦経験のある小笠原瑛作選手からは何かアドバイスはありました? 「特にはないのですが、手足が長かったから気を付けた方がいいとは言われました。なので潘先輩、裕典先輩も手足は長く、そのリーチ差には慣れたので、特に問題はなさそうです」 ――笠原弟の試合映像を見られていると思いますが、どういう印象がありますか? 「僕とやることが決まった以上は、足を止めて打ち合ってほしいですね。テクニックでいなすのもいいと思いますが、誰もが見たい試合を2人でやりたいです。今回はそのためのヒジなしルールということですよね? 僕も久々のヒジなしルールなので凄く気分が上がっていて、真っ向勝負したいと思います」 ――ヒジなしルールでも問題ないと。 「笠原弟と瑛作さんとの試合は会場で観ていたのですが。僕と試合するのは逆にヒジなしで良かったねと思います(笑)。僕のここ2試合はそうなんですけど、テクニックでいなされたり距離を詰めても結局は打ち合ってくれない選手が多いんです。あとはヒジ打ちを警戒されることが多かったので、そこに対してもったいない試合をしてしまったという気持ちがあったのですが、そこを含めて練習してきたので今回はバッチリだと思います」 ――練習嫌いとして有名な栗秋選手ですが、強化しているところはありますか? 「パンチだけに頼ったり、蹴りをメインに蹴ってくる選手とかいろんなタイプはいると思うのですが、今回は全体的に強化してきました。今まではヒジに頼り過ぎた戦いをしてきたという反省点があり、僕にはヒジがあるからこれぐらいの練習でいいやとか、なあなあになっていた部分があったのですが、今回は笠原選手といういい選手を当ててくれて、しかもヒジなしルールなので僕の気持ちをこれから切り替えるいいチャンスだなと思いました」 ――投げ技、立ち関節技に関しては何か対策は? 「特に考えていません。そこはお互いに奥の深い部分だと思いますし、そこまで考えて試合をすると自分のベースがなくなってしまいます。やはりREBELSから参戦するので、REBELSの強さを見せてやろうと思います。逆に相手がSBの選手だからこそSBの強さを見せてそういう技をやりたいでしょうし、そこはお互いに今までやってきたことが出る試合になると思います。僕はシュートポイントを取られてもぶっ倒してやりますよ。あと、スアレック選手もKOしてくれると思います」 ――ここで勝って、2月に海人選手と対戦する日菜太選手につなげたいという想いはありますか? 「僕は今二連敗していて、ここでしっかり勝たないと何も語れないと思っているのでぶっ倒すことしか考えていません」 ――今まで二連敗したことはあったのでしょうか? 「それがなかったんですよ。二連敗した時は超ショックで、瑛作さんに相談したら『僕も連敗したことはあるけど、そんな時こそ気持ちを切り替えて続けることが大事なんだよ』と。練習がきつい時には渡慶次幸平さんから『おい、二連敗頑張れ!』と言ってくれ、そういう言葉が凄く励みになりました。格闘技って難しいのが毎日練習していても負ける時は負けるし、勝たなきゃホント意味がないと思わされました。  僕は九州から上京してからは各団体のチャンピオンクラスとやってきて連勝してましたが、二連敗してもうリングに立つ顔がないなと思うんです。もう負けたくないですし、死にもの狂いで練習してきました。今までは自分が疲れないような練習を続けてきたのですが、やはりそういうところが勝負には出てくると痛感してので練習量は過去一できました。二連敗は自分を成長させてくれた経験であり、僕自身は生まれ変わったのでKOを楽しみにしていて下さい」
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