2021年2月4日(木)19時から、RIZINが2021年開幕戦についての記者会見をRIZINFFオフィシャルYouTubeチャンネルにてLIVE配信した。
配信の中で榊原信行RIZIN CEOはいくつかの今年の“テーマ”を打ち出した。
まず最初に「RIZINとして今年のテーマの中で掲げたいのは、ひとつは海外。外国人選手たちがいつ日本に入ってこれるのかも含めて、これまでに作り上げた熱、選手のキャラクターも含めてファンと一緒に磨いてこれた日本人選手を中心とした戦いの舞台をどうやって世界へ広げていくかがテーマだと思っています。ですから積極的な海外へのライブ配信、できれば海外での開催も含めて海外に視野を広げていくチャレンジをしていきたいと思っています」と、海外での大会開催も視野に入れていくとした。
続いて「そして今年はグランプリ(GP)をやりたいです。秋から基本的にはフェザー級GP、これはワールドワイドなGPにしたい。前半のシーズンの中でそのGPに向けた国内での戦いのコンセプトを決めて、皆さんにも賛同してもらえるような枠組を取り決めて発表していきたい」と、RIZINフェザー級王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)を頂点とし、朝倉未来(トライフォース赤坂)、クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)、前DEEP同級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)、芦田崇宏(BRAVE)、萩原京平(SMOKER GYM)、平本蓮(THE PAN DEMONIUM)などタレントが揃ってきたフェザー級で秋からワールドGPを開催したいと発表。
(写真)大晦日に存在感を示した平本蓮(左)と萩原京平(右)のフェザー級 それに向けて日本代表決定戦的なものを前半戦でやっていくとした。
さらに「シバター選手の参戦含めて。YouTuberとして参戦してくるのもありますけれど、YouTubeの存在ですね。これをどう皆さんへの情報発信のツール、媒体として使うのかもそうですし、そこで圧倒的な求心力のあるYouTuberという人たちに我々RIZINという舞台をどう引っ張ってもらえるか、どう引っ張って行くのか作り出していくのかも考えたい。YouTubeというものも一つの大きなキーワードかなと思っています」と、YouTubeを使ったプロモーションを考えているという。
最後に「あとはビッグマッチですね。年末に大晦日の中で遭遇した天心と武尊、それがどういう形で今年具現化されるのか。これはRIZINだけの力で動くものでは無いですが、それでも圧倒的に物を動かしていく、作り出していく原動力はファンの声だと思うんです。皆が何を見たいのか、皆が何を求めているのかはいろいろな機会に僕らに届けてもらえたらなと。ぜひビッグマッチの実現へ向けて僕らも全力で動きたいと思います。それは天心vs武尊戦もそうだし、MEGA(2月28日・東京ドームでの開催を発表したフロイド・メイウェザーを中心とした大会)にどう協力していくのかもひとつの大きなテーマかなと思っています」と、RIZINの東京ドーム大会を含めて、格闘技のビッグマッチを開催したいとの方向性を示した。