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【K-1】レオナ・ペタスがカーフキックもコロナも対策、武尊vs那須川天心については「僕が勝つのでお互いベストな体重でやって欲しい」

2021/02/01 13:02
【K-1】レオナ・ペタスがカーフキックもコロナも対策、武尊vs那須川天心については「僕が勝つのでお互いベストな体重でやって欲しい」

得意の右ストレートを打ち込むレオナ

 2021年3月28日(日)東京・日本武道館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4 Day.2』で、K-1スーパー・フェザー級タイトルマッチとして王者・武尊(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)に挑戦するレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TOP ZEROS)が、2月1日(月)都内所属ジムにて公開練習を行った。


 レオナはキレのあるシャドーを2R行ってウォーミングアップし、ミット打ちで得意の右ストレート、そして威力のあるミドルキックで快音を響かせた。シャドーでは至近距離での打ち合いをイメージしたショートのアッパー&フック、離れて飛びヒザ蹴り、ミットでは得意とするロングの攻撃を多く見せた。

「元々は11月に決まっていたので、そこへ向けて身体作りをしてきました。試合に向けてこんなに時間をかけて準備したことがないので、自分でもどうなっているのか凄い楽しみです。11月延期、1月延期、それぞれへ向けてやっていたので疲労が溜まっているので怪我をしないように、相手に迷惑をかけないように気を付けてさらに上げていきたい」とレオナ。


 普段、試合前は62~63kg前後の体重をキープしているというが、「今はコロナ禍の時期というのがあるので、免疫力を高めたいと思って強制的に64~65kgにしています。僕はすぐに痩せてしまうので、お菓子を食べていますね(笑)。だから体調が良くて疲労以外はめちゃくちゃいいです」と、最高の状態にあるという。

 2度目の延期があったことについては「1回目の延期の時は落ちこみました。でも、僕も1回事故で試合を流して迷惑をかけたことがあるので、しょうがないかなと思っていて。2回目の時も世の中がコロナというものでみんな我慢しているので、自分も我慢する時だなと思いました。2度延期した分、最高のパフォーマンスを見せられるように頑張ろうと思ってやっています」と、プラス思考だ。


 その結果、「こんなに準備したことがないし、ずっと緊張感がある状態で過ごして試合を迎えることがなかったので、自分がどうなっているのか楽しみ。武尊選手のことは尊敬しているし、認知度もあるので、その相手で注目して見てもらっているので、メリットしかないと思っています。生きている実感をしています。魂をぶつけてやろうと思っていてデメリットはない」と、デメリットはひとつもないとした。

 武尊戦のことは「僕がKrush王者になった時から意識していました(2019年9月)。そこから武尊選手への呼びかけが始まっているので、1年以上は意識していましたね」と、ずっとターゲットして研究・対策を進めてきたとする。


「11月の時点で対策はしていましたし、動きも完璧。何をしてくるかも完璧に分かっています。でも、今カーフキックが流行っているのでカーフキックを蹴られたらどうしようかなって思っていますね。カーフにはこの2カ月で対応していきます」と、カーフキック対策もしてさらに完璧に仕上げるつもり。

 レオナ自身もカーフキックは技のレパートリーに入っており、「大岩選手とやった時に下を蹴ってみようと思って蹴ったら効いたんですよね。その時のひらめきで蹴ったものですが、頭の隅に置いておきます。でも、カーフキックって技術があるわけじゃなく、誰でも効かせられる技だと僕は思っていて。僕と武尊選手ならもっとハイレベルな試合ができるので、そこで勝負したいですね」と、身に着けてはいるがもっと高いレベルの技術の攻防をしたいと話した。


 打倒・武尊に絶対の自信を持つレオナ。では、今までの武尊の対戦相手と何が違うのかと聞くと「強い選手もいましたが、みんな武尊選手とやることで満足していた。気持ちが勝つことにそこまでたどり着いていなかったんじゃないですか。僕はしっかり、2回延期になったのでそこの境地に行っています」と、何が何でも勝つんだという意識が足りなかったのではと推測した。

 武尊に打ち合いに来て欲しいかとの質問には「普段通り来て欲しいです。普段通りに来た方が僕も武尊選手も賭けているものが多いので、どっちも退かない。どっちかが倒れる勝負になる。僕はその覚悟を持っています」と、お互い普段通りの戦いをしたいという。


 新たな会場である日本武道館は「僕、大学の時に卒業式が武道館だったんですよ。あと、一緒にトレーニングしている柔道の向翔一郎選手を初めて見た試合が武道館でした。その試合を見ているので凄い場所だなと思っていて、その凄い場所で出来るのが凄いなって思っています」と、凄い会場という意識がある。


 1月には弟の加藤虎於奈がKrushウェルター級王者になったこともお弾みが付いた。「チームの選手みんな王者になって、流れ自体はずっと来ている。僕が一番上なのでその流れを持って行けるか。弟には、僕は第9代ですがあいつは第8代なので、自分の方が一代早い、9代は黙ってろと言われてれいるので(笑)。(K-1王者になって)黙らせてやろうかなと思っています」と、チームのトップとして兄としても負けられない。


 さらに、「正直、僕は気付いていなかったんですが、母とのLINEを見ていて、最後にやり取りしたのが3月28日だったんですよ。そういう日なんだ、と思って。(2度の延期は)母のいたずらかなと思いますね」と、昨年がんで亡くなった母親と最後にLINEで会話をした特別な日であることも、自分の勝利に運が向いているとした。

 武尊は早くも那須川天心との試合が話題となっているが、「大晦日の話ですよね。僕も見たいなと思うし、今回は60kgなので僕が勝って、あの2人は55kgくらいがベストだと思うので、そこらへんで戦ってほしいですね」と、60kg最強には自分がなるので、お互いベストの体重でやる試合を見たいと余裕のある発言をした。

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