決着がついた後には得意の銃で撃つポーズを見せた朝倉だが、内心はかなり嬉しかったという
朝倉未来(トライフォース赤坂)が自身のYouTubeチャンネルのサブチャンネル「ふわっとmikuruチャンネル」にて、『大晦日試合前にとんでもないことが起きていた』と題して「プレッシャーや緊張に打ち勝つ方法」について語った。
その中で朝倉は「例えば今回の大晦日も凄いプレッシャーの中だったしね」と、2020年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催された『Yogibo presents RIZIN.26』での弥益ドミネーター聡志(team SOS)戦でのプレッシャーについて話した。
(写真)様々なプレッシャーを背負ってリングインする朝倉未来
「11月に斎藤戦で判定負けをして、いろいろなファンの人の期待を裏切ったっていうのがあったから。そんな中から中40日でもう一度試合をするという。40日ってけっこうヤバいんですよ。だって俺、斎藤戦の時に完全に脱水症状になって。腎臓をマジで痛めていたので、これは明らかに今までの減量と違うくらいダメージを負ったのが分かったんですよね、自分で。腎臓が完全に痛かったんですよ、試合が終わった後の話ね。試合が終わって3日くらい。ずっとおかしいなと思っていて。でもリングで失ったものはリングに取り戻しに行くしかないじゃん。ちょっと焦り気味もあったよね。本来の俺に戻らないといけないなって気持ちもあったし、ここで負けたらヤバいって気持ちもあったけどね。そういった意味ではプレッシャーは凄かったなっていう」
「期間が短かったこと、相手がまた強い選手だったこと、それと大晦日の試合2日前に妹から連絡が来まして。母親が緊急入院したと、夜中に。『えっ?』『どうした?』みたいな感じで。よく分からないけれど腸がねじれる病気になったみたいで、調べたら死ぬ可能性もあるみたいな。あんな元気な人がいきなり。(中略)これはちょっとヤバいじゃんみたいな。そっちも気がかりになっていたし、大丈夫だったけれど体重も2kg重かったし、自分の試合のプレッシャーもあったし、弟の試合のプレッシャーも持っていたしね。勝たせないといけないみたいな。その中でもYouTubeを投稿しないといけない、企画を考えないといけないとか」と、様々なことがのしかかっていたという。
それでも試合では1R4分20秒、KO勝ち。朝倉は「その中で無事勝利したと。そのあとの喜びを出さない顔よ(笑)。勝った時はマジで嬉しかったですね。安心したのが大きくて、それだけプレッシャーがあったんだなっていうふうに思っていましたね」と、勝った喜び以上に勝てて安心した気持ちの方が大きく、プレッシャーから解放されたと語った。
またこの動画の中では、プレッシャーに打ち勝つカギは「負けてもいいでしょう、失敗してもいいでしょうっていう気持ちをほんの少しだけ持っておくことが心の安らぎになる、心のオアシスなんですよね」という持論を説明しているほか、プロポーズの話や同じYouTuberのワタナベマホトについても触れている。