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レポート

【RIZIN】KIDの愛弟子あいが仮面女子の川村虹花をマウントから鉄槌で降す=12.31「RIZIN 平成最後のやれんのか!」

2018/12/31 00:12
▼49.25kg 女子RIZINチャレンジルール(グラウンドでの頭部への蹴り禁止)5分2R○あい(49.25kg/KRAZY BEE)[1R TKO] ※パウンド×川村虹花(49.05kg/仮面女子) 1R、レスリングシューズを履いたあいは左構え。オーソの川村はヒザ蹴りのフェイント。川村の右ストレート、フックに顔をそむけるあいだが奥襟をつかみ引き寄せるとボディロック。右で差し返す川村だが、大内刈でテイクダウンはあい! ハーフから首を巻き、片足を抜こうとパスガードを試みるあい。しかしレスリングシューズがひっかかりなかなか片足が抜けず。ここも落ち着いて、脇を差してくる川村を抑え込みながら足を抜いたあいはマウントへ。あいは鉄槌連打、パウンド! ブリッジする川村だがバランスよく打つあいにレフェリーが間に入った。試合後、あいはKRAZY BEEのチームのメンバー、そして『格闘代理戦争』に感謝の言葉を述べた。 【追記】試合後コメント ◆あい「応援の方々、KRAZY BEE、格闘代理戦争、RIZIN、ありがとうございました」(リング上) 「勝つことができました。いろいろ3カ月間苦しいこともいっぱいあって、ここで勝つことができて、最高の年を迎えられそうです。応援に来てくれた方々、KRAZY BEEで私を強くしてくれた方々、格闘代理戦争、RIZIN、本当にありがとうございました。言葉を考えてなかったので今緊張しているんですけど、本当にありがとうございました」 ◆あい「相手が打撃してくるタイミングが組むチャンス。殴られて退くタイプではないので」(バックステージにて) 「やっぱり打撃は相手の方が全然上手で、パンチをもらってしまって。でも、もらった後も冷静に対処できたので良かったかなと思います。 (実際に戦ってみて、相手の印象は)アイドル活動しながらプロのリングに立って、純粋にすごいと私は思います。 (試合展開の流れでフィニッシュした?)パウンドで勝つ予定はなくて、今回はグラウンドに持って行って、何か技を極めたいと思っていましたが、体勢的にパウンドの状態になっていたので、まあ、行けるかなと思いました。 (初めてRIZINに立ってみて)すごい華やかな舞台でしたが、思っていたより自分が冷静になれました。冷静になるっていうことが自分のテーマで、冷静に冷静にと言い聞かせてやっていたので、リングに上がってからもそんなに緊張することなくできました。 (試合後のマイクは緊張した?)マイクのことを考えてなかったので(苦笑)。今回に関しては、この1試合に勝つことだけのために1カ間全力注いできて……なので、マイクを持ってみんなの顔を見たときに緊張しました。 (レスリングシューズを履いたのは)今回またちょっとタックルには入らなかったので、そんなに影響はなかったと思うのですけど、テイクダウン自体は、ボディロックから外から足を掛けてかかとで引っ掛けて倒した感じですね。 (レスリングシューズがひっかかって片足を抜くのが難しそうでしたが、パスガードして相手に差されても抑え込みました)色々技をかけるためにも、相手の上でうまくバランスをとりながら技の練習とかもしてきたので、自然と身についたかなと思います。 (額のこぶは?)これは練習でついたものです。昨日も一昨日もずっとありました。 (右ストレートを食らったのは?)(目の下を指して)ここに赤いのがちょっとあるのは、もらったパンチです。「アアッー……」てなりましたね。2回パンチが入ったので、『打撃が上手だなぁ』って思いました。 (すぐ組みついた方がいいと?)そこまでは思わなかったのですけど、相手が打撃してくるタイミングが、近くなって組むチャンスなので、危ないというよりかは、殴られて退くタイプではないので、それで組めればいいかなと思いました。 (「退くタイプではない」というのは気が強いということ?)殴られてもあんまり……私がまだたぶん何も格闘技を知らないからだと思うけど、こう、後ろに下がってうまくかわせるタイプでもないので、打撃で近づいたら組みに行くという練習をしていたので、それが出せたかなと思います。 (川村選手へのリスペクトを感じますが、相手の本気度について、熱量などどう感じましたか)そうですね。やっぱり、立ち居振る舞いから何から、アイドルということもあるかもしれませんが、プロの格闘家として、格好いいなと私は思っていて、戦っている時もそうなんですけど、格闘技をちゃんとやろうとしている、やっている方なんだな、と思っています。 (プロデビューで白星でのキャリアスタートとなりました)やっぱりプロの1戦目で、しかもRIZINのリングに立たせていただいて、勝つことができて、本当にホッとしているのと、嬉しかったのと、周りの方にすごく支えられて、いっぱい教えてもらってきたので、ここで勝てて、恩返しできたかなと思います。 (KIDさんへの思いは)ノリさんに対しても同じですね。ノリさんも、いつも私の背中を押してくれて、本当にノリさんにも、いい姿が見せられたかなと本当に思っています。 (今後の展望や目標は?)今回無事に勝つことができたので、次のRIZINに呼んでいただけるならもっといいパフォーマンスを──練習期間も増えるので──見せられると思うのでもう一度(RIZINに)立てれば嬉しいです」 ◆川村虹花「抑え込みが強かった。一番心苦しいのは期待に応えられなかったこと」 「今まで練習してきたことが全部出し切れなかったことが悔しくて……最初、打撃で入ったかなと思ったんですけど、レスリング力が強くて倒されてから抑えられてしまって……。自分的にはまだまだやれたなっていう風には思うんですけどストップされてしまったので、そうですね、もっと出し切りたかったです。 (実際に戦ってみて)強かったですね。でも、まだまだ勝てる部分はあったんじゃないかと思います。打撃を当ててすごい“効いたな”って言う風に思う場面もあったので、そこは自信を持ってこれからも練習してレベルを上げていきたいです。 (組みつかれたときは)組みつかれて反応が遅かったとは思っていて、倒されてからの展開も練習していたのですが、抑え込みが強かったです。対応策はやっていたんですけど、力が強かったというのもあると思います。 (初めてRIZINに立ってみて)感動というか……また絶対戻ってきます。 (仮面女子メンバーの応援は)試合の前も『頑張って』と背中を押してくれたのですごい心強かったです。 (プロレスラーとしては?)今は総合格闘技に集中して頑張りたいと思っています。 (今回の試合を終えて、得たものと失ったものがあれば)失ったものいうか……応援してくれてたファンの方とか、練習してくださった選手やコーチの皆さんの期待に応えられなかったというのが、一番悔しくて……(涙)。そうですね、そこが一番自分の中で心苦しいところで。得たものは、本当に私にとって夢の舞台だったので、ここに来られた、出させていただいたことを本当に感謝したいです。 (最後の涙は)さっきも言ったんですけど、みんなの期待に応えられなかったという悔しさと、もっとやれたなという悔し涙です。 (今後の展望や目標は?)まだまだ未熟な部分もあるんですけれども、もっともっと練習して格闘技と向き合って、強くなってこのRIZINという夢の舞台に戻ってきたいと思います。 (仮面女子メンバーの応援は)試合の前も『頑張って』と背中を押してくれたのですごい心強かったです」
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