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【Krush】決勝で再戦する壽美「明日から練習する」真優「悔しい気持ちを味わわせたい」

2021/01/24 19:01
 2021年1月23日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.121』の一夜明け会見が、24日(日)都内にて行われた。  会見には「第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」準決勝を勝ち上がり、4月23日(金)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.124』で決勝戦(王座決定戦)を争う壽美(NEXT LEVEL渋谷)と真優(月心会チーム侍)が出席。  真優は「KOで勝ったんですけれど、昨日の相手のツイートを見たらヘルニアになっていたと書いてあったのを見て。自分は伏せておこうと思っていたんですが、自分も1週間前に腰のヘルニアになっていて、足腰の神経に痛みがあって痛み止めを打っていました。試合前に悩んで苦しい思いをして、同じ状況で戦っているのにああいう書き方をするんやと思ってちょっと残念かと思いました。私の前蹴りで首の方にも痛みが来たって書いていたので、それは申し訳ない感じですね」と告白。  壽美は「昨日勝つことが出来て、Krush王屋になりたい気持ちがさらに強まったので、その強い気持ちをリングで大爆発させて絶対に王者になります」と、すでに気持ちは4月に向かっているようだった。  互いの試合を見た感想を聞かれると、壽美は「動きが以前よりスピードが増していて、前蹴りのタイミングも練習してきたことが伝わって。衝撃って感じです」、真優は「琴美選手の戦い方は数を重ねる毎に圧倒的な強さを見せたいということが伝わってきます。華もだんだん付いてきていて凄いしかないですね」と、それぞれ高評価。  両者は2019年12月のK-1で対戦しており、この時は壽美が判定3-0(30-29×2、30-28)で勝利している。その時と比べてどうかとの質問に、壽美は「あの時の真優選手はもういないです。昨日見ても別人の強い姿でリングに上がっていたので、3カ月後だからさらにパワーアップした真優選手になられていると思います。その分、私も強くなって勝てるように頑張ります」、真優は「前回は自分が負けちゃったので、負けてリングを降りたその思いを次は4月にやり返したろという想いしかないです」と、それぞれ返り討ちとリベンジを宣言した。  では、勝つために必要なものは何かと聞かれると、壽美は「自分の試合動画を見て、一発一発の精度が凄く低いと思ったのと、アツくなってしまうとぐちゃっと前に行ってしまうところがあるので練習するしかないです。不器用なので、とにかく練習を誰よりもします」、真優は「自分は魅せる試合ができなくて、ここ何戦か魅せる試合をしようと仲間や代表と話をして挑んでいますが、その10%も5%も出せていない。でも120%の動きを出せれば絶対にベルトを獲れると思うので、あとは魅せる試合ができる自分を見せたいと思います」と、対照的な答えが返ってきた。  壽美はK-1の女王KANAに勝ったことで優勝候補と呼ばれているが、真優は「あれは作戦勝ちって感じです。ホンマに凄い研究したんだなって思いました。でも、自分とやった時のKANA選手の方が強かったと正直思いました」と、壽美と対戦した時のKANAはベストではなかったのではないか、とした。  4月にベルトを巻いた姿を一番見せたい人は誰か。壽美は「ジムのみんなです。恩師のグレイシャア(亜紀)さんを始め一緒に練習している先輩やトレーナー、本当に感謝がいっぱいありすぎて。みんなにベルトを獲った、チャンピオンになったと絶対に言いたいと思います。それを想像すると凄い頑張れる。絶対にベルトを獲ってチャンピオンになったと言います」、真優は「自分も師範、仲間、家族です。昨日、勝った時も師範が今まで見たことがない顔でこっち見て、涙ウルウルしていて。でも『このままでは勝たれへんぞ』ってリングの上で言われて。家族にも『あと一歩やぞ』って凄い言われて重みを感じますが、その一言をパワーに変えて、4月は魅せられる試合をしたいなと思っています」と、自分のためではなくベルトを巻きたいと話した。  また、年末年始返上でこの試合に備えてきた2人に、今なにを一番したいかと聞くと、壽美は「今回の試合が凄く悔しくて。だからすぐに練習したいと思っています。明日からジムへ行こうと思っています」とのやる気を見せたが、「でもオフの日には美味しいものを食べに行っていて、週1回はガッツリ食べます」と笑った。  真優は「自分はちょっと美味しいものが食べたいです。練習も頑張ったので。このあともスポンサーさんにご飯に連れて行ってもらいます(笑)。リフレッシュしてから次の試合に臨みます」と、リフレッシュしたいとした。  そして、「120%の努力をして、絶対チャンピオンになれるって自信を作って成長した姿でリングに上がって絶対チャンピオンになります」(壽美)、「リベンジよりもチャンピオンになりたい気持ちが強いです。でも、壽美選手に負けてリングを降りて『格闘技に向いてない』っていっぱい泣いたので、その悔しい思いをしてリングを降りた自分と4月には同じ気持ちを味わわせたい。それに集中してベルトへ向けて突っ走るだけです」(真優)と、それぞれ意気込んだ。
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