4月21日(日)、横浜アリーナ「RIZIN.15」に出場する全選手の個別インタビューが19日(金)都内にて行われた。
第11試合のキックルールで、那須川天心(TARGET/Cygames)はプロボクシング6階級制覇マニー・パッキャオの推薦選手であるWBCムエタイフィリピンフェザー級王者フリッツ・ビアグタン(フィリピン)と対戦する。
試合直前、那須川天心は何を語ったか?
連戦できるのは「脳みそを騙すのが大事」
「コンディションはばっちりです」
──対戦相手のビアグタンの印象は?
「パンチをバンバン振ってきてアグレッシブな選手。ここでつまづいていたら7月のRISEの大阪大会で勝てないので、一瞬で倒せたらと思います」
──キックの試合とMMAの試合も確認した? 蹴り足を掴んでの攻撃など、乱戦に強いが?
「はい。接近戦を好んで、打ち合いが得意なタイプですね。リスクを負う必要もないので安全な位置で戦いたいと思います」
──触らせたくない?
「触らせたくないですね。ダメージも負いたくないので、すべてをコントロールして圧倒出来たらと思います」
──練習での変化は?
「練習のミットを持っているタイ人が変わり、いろいろ勉強しています。技のレパートリーが増えました。ある技につなげるための、その前のコンビネーションや技の組み合わせも増えました」
──肉体的にも進化している?
「ずっとなんですけど、自分のように試合スパンが短い選手はあまりいないと思うのですが、それが出来ているのは、1試合1試合に合わせると調整しづらいので、年間通してや大きな試合に合わせて身体を作っています。ほかのジャンルもいろいろなことを経験して、集中できれば、このスタイルは合っていると思っています」
──メンタル的にも?
「ちょこちょこと。まだまだなんですが、脳みそを騙すのが大事かなと。システマ? ちょっと違って思い込みが大事というか。自己暗示? 自己暗示ではまとめたくないですね(笑)。何でもできるし、全然効果が違う。それをバンテージも巻いてもらっている、プロのフィジカルトレーナーでパーソナルトレーナーの永末“ニック”(貴之)さんについてもらい、かなり成長できています」
──パッキャオの来場については?
「そこまで意識しないですが、キックボクシング面白いじゃん、と思ってもらえれば。(パッキャオ選手は)どんなトレーニングしてるのか気になりますね。あと、(試合を)なんて言ってくれるのか。評価が気になります。(パッキャオの動きは)自分が空手からキックに来たときに、岡本(祐爾トレーナー)さんに(パッキャオの映像を)見せてもらって、それが生きてきたこともあります」<関連リンク>新UFC世界王者アデサニャからもメッセージ、世界から注目集める那須川天心「一瞬で倒せるなら一瞬で倒してもいい」那須川天心がパッキャオ推薦の現WBCムエタイフェザー級フィリピン王者とキックルールで対戦