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【RIZIN】キック部門を独立させ“打撃最強”を決める新たな舞台設立へ、榊原信行CEOが構想明かす

2021/01/21 11:01
 榊原信行RIZIN CEOが、新たな戦いの舞台を設立する構想を『ゴング格闘技』3月号(NO.312)で打ち明けた。  2021年、コロナ禍収束の目途が経たない中、RIZINはどう動くのか。そのテーマでのインタビュー中、ボクシングに転向することがほぼ確定的になってきたRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)に代わって、キック部門を引っ張る“ポスト那須川天心”をどうするのか、との質問に榊原CEOは次のように答えた。 「ポスト天心と言っても、あんな選手はもういないと思うんですよ。だから天心の抜けた穴をどうのこうのはあまり考えていません。そこでキックをどうする、という問題はあると思います。天心がいなくなってもキックの試合をRIZINの中で続けていくのかどうか。もうRIZINの中からスピンオフさせて、RIZINキックでもやろうかなと思っています。そういうイメージもあるんですよ」と、キック部門を独立させて新たな舞台を作る構想があるという。 (写真)ポスト天心を作るのは無理。それならいっそ新しいルールの大会を作ってしまってはどうかと榊原CEO それは、「過去のK-1は空手やカンフー、テコンドーもあって立ち技最強を目指すという、立ち技の中での他流試合のようなコンセプトがあったんですよね。だからルールも変えて、ヒジももちろんありだし、スタンディングバウトの最強を決めるようなものをRIZINキックとしてやろうかなと。 (中略)例えば佐山聡先生(初代タイガーマスク)にルールマネージメントを任せて、極論を言うとグラウンドに行った時にパウンドはいい、と。でも寝技になったらすぐにブレイクとか。佐山先生と話した時は、凄いグローブのアイデアがあるらしいんですよ。完璧なグローブがあるんだ、と。そういう話を聞いていると、それを見てみたいなって思ってしまうんですよね(中略)立ち技と言うよりかは打撃最強ですね」と、全く新しい打撃オンリーのルールを作り、あらゆる立ち技の選手が最強を競い合う舞台を作り出したいという。 (写真)現役続行か、引退かに揺れる皇治にも打撃最強を決める大会は新たなモチベーションになりそう そのルールで那須川天心vs朝倉海、皇治vs朝倉海など、通常では実現できないカードも組めるのではないか、と榊原CEO。「それは年内に行われる可能性はありますか?」との問いに「あります。やりましょうよ。何か新しいことをやっていかないと」と、実現へ向かってかなり前向きな答え。  実は、榊原CEOはPRIDE全盛の時代にも「立ち技最強を決める舞台」の構想を語ったことがある。長年温めてきた構想は今度こそ実現するのか。  また、榊原CEOは大晦日の視聴率についてや、3月14日の東京ドーム大会について、「最低でも年間7大会はやろうと思っています」という年間日程、堀口恭司のBellatorタイトル奪還戦、そして朝倉未来や朝倉海、RENAなどの主要選手を2021年どう起用するかについて語っている。 『ゴング格闘技』3月号(NO.312)は1月22日(金)に発売となる。
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