2020年3月7日(日)東京・後楽園ホールでの開催が決定した『skyticket Presents DEEP JEWELS 32~アトム級GP2021開幕戦~』。その主要対戦カードが発表され、DEEP JEWELSストロー級タイトルマッチ5分3R で王者・本野美樹(AACC)vs挑戦者・伊澤星花(高本道場)が決定。
本野は、東海大学柔道部出身で2010年の講道館杯では西田優香(2010年世界柔道選手権-52kg級優勝)に勝利するなど活躍し、アマチュアMMAでも無敗。2019年3月の『HEAT』で満を持してプロMMAデビューを果たし、同年6月の『DEEP JEWELS』に初参戦すると、ベテランの長野美香をデビュー2戦目にして破るというアップセットを起こしている。2020年7月のDEEP JEWELSストロー級暫定王者決定戦で赤林檎を1R4分23秒、TKOに破ってわずか6戦目で王座に就いた。
伊澤は東京学芸大学教職大学院生で22歳。小学生から柔道とレスリングを始め、レスリングでは2012年ジュニアクイーンズカップ52kg級準優勝、2012年沼尻直杯全国中学生選手権女子57㎏級で優勝。柔道は高校2年生の時にインターハイ3位と全国選手権5位に入賞。2019年東京学生柔道体重別選手権女子52kg級では準々決勝まで進出している。さらに女子相撲にも出場し、2019年の全日本選手権で準優勝と、組み技のハイブリッドガールだ。2020年10月のDEEP JEWELSでプロMMAデビューし、キャリアで優るARAMIをテイクダウン&寝技で圧倒。判定3-0(20-18×3)の完勝を収めた。
両者は12月19日の『DEEP JEWELS 31』で対戦し、打撃勝負を挑んできた本野に伊澤が右ミドル、左ジャブを当てて攻勢を保ち、判定3-0でデビュー2戦目にして王者を破る番狂わせを起こした。
DEEP JEWELS史上最短となる3戦目での王座獲りを宣言した挑戦者の伊澤か、それとも王者・本野のリベンジか。