2021年の初メインイベントはエース宣言の小笠原(左)が初参戦の松岡(右)を迎え撃つ
2021年1月11日(月・祝)東京・新宿FACE『創世のタイガ&無法島PRESENTS REBELS~New Year Festival~』の前日計量&記者会見が、1月10日(日)都内にて行われた。
メインイベントの第3試合55.5kg契約 REDルール3分3R延長1Rで対戦する、ISKA K-1ルール世界バンタム級王者・小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)は55.4kg、前KOSスーパーフライ級王者・松岡宏宜(闘心塾)は55.2kgでそれぞれパス。
小笠原は2020年1月にタイのオトコー3スタジアム、2月にルンピニースタジアムで勝利を収め、9月から開幕した「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」1回戦では壱・センチャイジムを崩し技でマットに頭を打ち付けてダウンを奪い、最後は右フックでKO。11月の準決勝では難敵・宮元啓介に判定勝ちして全勝で2020年を終えた。
今回対戦する松岡はREBELS初参戦で、12勝(7KO)6敗の戦績をもつ23歳の前KOSスーパーフライ級王者。
会見で松岡は「今回REBELS初参戦ですが、素晴らしい大会に呼んでもらえて相手もトップクラスの選手で誰もが分かる相手と戦えるのが光栄に思っています。いい試合をして自分の名前を覚えて帰ってもらいたいと思います」と、インパクトを残すと意気込む。
小笠原は「2021年はREBELS、KNOCK OUTがどんどん大きくなっていくと思いますが、そのスタートダッシュが大事だと思っています。僕の試合でバッチリ決めて盛り上げていきたい」と、年末の会見と同じく自分が団体を引っ張って行くと宣言。
初顔合わせした印象を聞くと、松岡は「前からテレビや動画で自分は階級が下の選手ですが見ているので、テレビの中の世界って感じで、横にいるのが不思議な感じです。オーラもあるし、トップ選手ってこんな感じなのかって感極まっています」と、小笠原と戦うことが楽しみで仕方がない様子。「僕はあまり野心がないんですけれど、格闘家なのでベルトは欲しいですが強い選手と戦っていきたい。相手は選ばず誰でも戦いたいので、強い相手とやるのが一番の喜びです」と話した。
相手へのリスペクトを口にした松岡だが「僕にとって勝てばハイリターンな試合ですが、小笠原選手が受けてくれるのはハイリスクやと思う。僕は完全真逆。よく受けてくれたなって思います。もちろん思い出作りで試合をするつもりない。やるからにはキッチリと倒しにいかないと勝てないと思っています。バチバチに打ち合って激しい試合をしたい」と、試合では真っ向勝負で勝ちに行くとの決意だ。
一方、小笠原は「映像で見させてもらっていました。計量で実際に会って身体の大きさが思っていたよりも小さいかなって思いました」との印象。これまでポカして負けることが多いと自他共に認めるが、「ずっとポカしてミスをしてきたので、去年もそれを課題にして埋めて、お正月もタイ人コーチにつきあってもらって手を抜くことなく仕上げてきたのでポカは今回は絶対にないです」と、油断はないと断言。
松岡は「僕は去年の10月に結婚していて、子供も生まれるので、お父さんになる一戦としていい試合をしたいとの想いがあります」と背負うものができての覚悟の一戦だという。それに対して小笠原は「僕はREBELSに最初から出ているし、KNOCK OUTにも最初から出ているので、この団体を背負って大きくすることが僕の使命で役割。今回もREBELSとKNOCK OUTを背負って戦いたいと思います」と団体を背負って戦うとした。
それにふさわしいのは「やっぱりKO。倒すことが一番分かりやすいし、盛り上がるのでフィニッシュは倒して勝ちたい」とKO勝利でスタートしたいとする。
そして松岡は「明日会場に来てくださるお客さんにはコロナ対策万全でマナーよく応援してもらえたら嬉しいです。お祭りのメインなどでいい試合で締めくくらないと始まらないので、いい試合をします」、小笠原は「2021年一発目のREBELS、松岡選手もアツい選手なので試合も必ず熱くなると思います。必ず盛り上げて倒して勝ちます」と、それぞれファンへメッセージを送った。
また、今大会では試合開始前に初の『年間表彰式』が行われるが、小笠原は「僕はタイで試合をしたのもあって日本では2試合しかできていないので…足払いで壱選手を倒したので技能賞をいただけたら嬉しいですね」とした。