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【RIZIN】弥益ドミネーター聡志が朝倉未来戦を振り返り、三日月蹴り、バッティング、選手としての評価を語る

2021/01/08 15:01
【RIZIN】弥益ドミネーター聡志が朝倉未来戦を振り返り、三日月蹴り、バッティング、選手としての評価を語る

大晦日で朝倉未来(左)と対戦した弥益が試合を冷静に振り返った

 2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナで開催された『Yogibo presents RIZIN.26』の第13試合(68kg契約・5分3R・ヒジ有り)にて、朝倉未来(トライフォース赤坂)と対戦した弥益ドミネーター聡志(team SOS)が試合を振り返った。

 親交のある、『ONE Championship』ファイターで元DEEPメガトン級王者・長谷川賢のYouTubeチャンネル『Haseken TV』にゲストとして出演した弥益。1月7日(木)に公開された動画にて「蹴られたことより大きな舞台に出て初めてあんなところで試合して、試合前後の気苦労が。緊張とは違うんですよ。いつもと勝手が違ったなというところでやりづらさはあった感じですね」「今までのDEEPと同じような感じで試合に臨めたと思います。逆に楽しかったというか、テンション上がる方でいつもと違ったなって感じでしたね。結局、楽しかったですね。なんだかんだ自分、見られるのが好きなんだなって」と、RIZINという大舞台でやりづらさと楽しさの両方があったと話す。


(写真)長谷川賢(右)のYouTubeチャンネルに出演した弥益。まだ右目に大きなあざが残る(『Haseken TV』より)

 長谷川から、朝倉が左フックを打った際にあったバッティングについての話を振られると「自分のところにもDEEPとかにもDMとかで『バッティングでしたよね』みたいな、いろいろ聞いてくださる方がいらっしゃいましたけれど、正直、これはあまり面白くない答えで申し訳ないですけれど、自分は試合後の会見でも言った通りその前の三日月(蹴り)が効いちゃってたんですね。もちろんバッティングもあったことはあったんですけれど、自分は別に故意だとは思っていないですし、向こうに非がないとは思ってないですけれど、故意じゃないなって。だからそこは必要以上に責める必要はないなと思っていて」と、自分としてはそこをクローズアップする必要はないと思っているとの考えを示す。

「真面目な話、三日月が効いちゃっていたので、これ以上うだうだ言っても意味ないし、言いたくもないし、言ってる自分も嫌だし、だから自分は本当にあれはもう何でもないというか。別にどうこう言うことじゃないなって」と、その前の三日月蹴りが効いてしまったことが敗因だとした。


(写真)前に出る朝倉が右フックから左フックを返し、弥益も同時に右フックを打ったところでバッティング

 この話を聞いた長谷川は「また好感度上げようとしているなって(笑)」とツッコミながらも、「あそこは競技上はいったんブレイクがあってしかるべきだと思うし、それで腹のダメージがなくなってしまっても、それは頭を当ててしまったことがアレだからさ。そういうのも含めて勝敗もつくし。あのまま頭が当たらなくてそのまま進んでいて同じ結果になったかもしれないし、違うかもしれないけれど、あそこは(バッティングのダメージを回復するインターバルが)あってしかるべきだと思う。故意か故意じゃないかは別の話だから」と、試合をすぐに続行するべきではなかったとの意見。

 弥益もこれには「おっしゃる通り、レフェリーとか対戦相手とか、こっちがどうこうできる要素は完全に除外した上で、弥益個人もそうだし、弥益陣営もそうだし、もっと『バッティングあったよ』っていうのはアピールするべきだったなっていうのはもちろん反省点です。そこは弥益陣営全員、大きな舞台に飲まれていたなって」と、一旦試合を中断してもらうべきだったと同意した。


 ただ、三日月蹴りが勝敗に結びついたことは変わらず、「三日月を一番警戒していたので、そもそも打たれないようにしようと考えていたんですね。でも右フックをもらって焦って前へ出てしまった」ことが敗因だったと強調。

 朝倉未来と対戦して得た印象を聞かれると「まず競技者として選手としてどうだったのかは、正直時間が短かったので、そこまで自分が語れるものはないんですけれど、実際のパラメーター以上に自分は近付けたかなと思っていて。もうちょっと差があるんじゃないかなというのが内心あったんですけれど、そんなに差は正直感じなかったかな、と。向こうの方が戦い方と言うか、勝つためのパターンが多かった。それを自分が対応しきれていなかったのが結果、大惨敗と見える結果につながったのかなと思いますね」と評し、「だからこそ選手としての良さが伝わってきた。圧倒的な強さではなく、戦い方の部分と引き出しの多さでしっかりやられたなって感じがしたので。何度も言っていますが、選手としていい選手だなとずっと思っていますね」と、対戦前も対戦した後も“いい選手”との認識は変わらないとした。


 最後には「実は試合前に『路上の伝説』(朝倉未来の自伝)を買ったんですよ。でも届いたのが試合の直前だったので読む時間がなくて。冒頭の1ページを読んだんですがそこから面白かったです」と笑った。

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