無敗神話を誇る女子格闘技界の生ける伝説・山田 (C)K-1
2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』。女子-46kg契約3分3R延長1RでMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦する山田真子(KINGS)のインタビューが主催者を通じて届いた。
山田は姉の紗暉と共に幼き頃から格闘技に打ち込み、空手、テコンドー、キックボクシングなどのアマチュア大会で活躍。2010年5月にJ-GIRLSでプロデビューすると、同年12月にLittle Tigerを破りJ-GIRLSアトム級王座に就いた。2012年3月にはプロボクサーに転向し、2014年2月には韓国でWBO女子世界ミニフライ級王座を奪取。2014年5月、所属ジムとのトラブルから現役を引退。キックボクシング6勝無敗2分、ボクシング7勝(2KO)無敗とパーフェクトレコードを残す。
その後、2014年12月にキックボクシングの試合、2018年11月には元OPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美と事実上無差別級のボクシングルールで対戦し、6回判定勝ち。2019年11月にはKrushに初参戦してMOEから勝利を収め、2020年11月のK-1福岡大会でも優に判定勝ち。ボクシングとキックボクシングを通じて17戦無敗という記録を打ち立てている。
MIO戦は断る理由がないなと思いました
――2021年最初の試合が『K'FESTA.4』で決まりました。オファーを受けた時はどんな心境でしたか?
「11月のK-1福岡大会もそうでしたし、また大きい舞台に呼んでもらえてすごく嬉しいです。いつものアトム級(45kg)じゃなくて契約体重の46kgでのオファーでしたが、もう即答で『出ます!』と言いました」
「“K-1年間最大のビッグマッチ”というのもあったし、MIO選手はキャリアもネームバリューもあったので、断る理由がないなと思いました」
――福岡大会での優選手との試合は山田選手が強さを見せる快勝でしたが、振り返っていかがでしたか?
「倒したかったんですけど倒せなくて、そこは自分のこれからの課題かなと思います。試合で勝ったあとに私がめっちゃ悔しがっていたので応援している人たちに『おめでとうと言いづらい』と言われたので、次は勝ったらちゃんと喜びます(笑)」
――復帰戦(2019年11月、MOEに延長判定勝ち)に比べると動きが良くなっていたと思うのですが、ご自身ではどう感じましたか?
「試合感覚が戻ってきたかなと。リラックスしてリングに立てたので、そういうところが大きかったと思うし、今回もしっかり仕上げます」
「すごい人気者だし、素晴らしい選手だと思います。でも勝負では絶対負けたくないし、ファンの数とかでいったら比べものにならないぐらいMIO選手が多いだろうけど、自分に期待してくれているファンのみなさんの気持ちを裏切らないよう頑張りたいです」
――MIO選手との試合はK-1女子注目の一戦で、ここからK-1女子の戦いがより盛り上がっていきそうですね。
「そう思います。ここを勝ったら次はどんな選手が来るんだろう? と思いますし、勝ちを積み重ねればどんどん強い選手、ネームバリューのある選手と組んでもらえると思っているので、一戦一戦大事に確実に勝っていきたいです」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「今回の試合も自分らしい戦い方で、自分のことを知らない人たちにも名前を覚えてもらえるよう頑張ります」