2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』。女子-46kg契約3分3R延長1Rで山田真子(KINGS)と対戦するMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のインタビューが主催者を通じて届いた。
MIOは元シュートボクシング日本女子ミニマム級王者で、シュートボクシング女子軽量級のエースとして活躍したが、2019年7月に突如シュートボクシングからの引退を発表。同年8月24日にK-1電撃参戦を表明し、2020年9月のK-1大阪大会でK-1デビュー戦を行ったが、高梨knuckle美穂に判定3-0で敗れた。
戦ってみてまだまだやるべきことがたくさんあると気づけた
――K-1での2戦目が『K'FESTA.4』で決まりました。試合が決まった時の心境を聞かせてください。
「9月のK-1大阪大会で高梨knuckle美穂選手に負けてから、ずっと試合をしたかったので(試合が決まって)嬉しいです。前回は『負けることはこんなに悔しいのか』と改めて痛感したり、『勝つことはあんなに難しかったんだ』と思ったり、色々と考えさせられた試合でした」
――久しぶりの試合で調整や試合勘で難しかった部分もあったのですか?
「初のK-1ルールだったのですが『今までやってきたことをやれば大丈夫』とか『行けるやろ』という心の余裕みたいのがあって。それで実際に戦ってみたらそんなに甘いものではなかったです(苦笑)。今までやって来たルールとは間合いも全然違ったし、戦ってみて気づくことがたくさんありました」
――具体的にはどこに他のルールとK-1ルールの違いを感じましたか?
「一番引っ掛かったのは距離感ですね。すごく遠い距離で戦ってしまったな、と。K-1ルールは近距離での激しい攻防がメインになるのに、様子をうかがって慎重になり過ぎたところがありましたね。結果は悔しいですが、戦ってみてまだまだやるべきことがたくさんあると気づけた試合だったので、今はそれに取り組んで練習しています」
――K-1ルール用の練習の手応えはいかがですか?
「高梨戦の後にトレーナーや武尊選手に『K-1ルールというのはこういうものだよ』というものを教えてもらっていて、なるほど!と思うことがたくさんありました。次の試合でどれだけ出せるかを期待してもらえたらと思います」
――今大会では元ボクシング&キックボクシング王者でプロ無敗の山田真子選手との試合となります。山田選手のことは昔から知っていたそうですね。
「はい。小学2~3年生の頃から存在を知っていて、ずっと意識していました。同世代で同じ階級で、メディアにもたくさん取り上げられていたので。当時の格闘技の先生から『山田真子は強いし、やったら絶対面白いよ』と言われていて、親からも『山田選手とやれたらいいね』みたいに言われていたんです。お互いプロで交わる機会はなかったのですが、まさか25歳になって、K-1の舞台で戦うことになるとは思っていなかったのでビックリです。この試合には運命的なものを感じています」
――対戦相手としての山田選手の印象はいかがでしょうか?
「11月のK-1福岡大会の試合を見させてもらって、キャリアがあって戦うことに慣れているので上手いなと思いました」
――その山田選手相手にどんな試合を見せたいですか?
「前回と比べて成長した姿、勝つ姿を見せたいです。先ほど話した私と山田選手の試合を見たいと言ってくれていた先生は体調を崩されて道場を離れてしまって、私もそのあとに道場を変えたんですね。だから大人になってK-1で山田選手と戦うところを見てもらいたいし、試合を通してここまで成長しましたと伝えたいです」
――それでは最後にファンの方へのメッセージをお願いします。
「前回不甲斐ない試合をして、本当の私を見せることができませんでした。今回はしっかり打ち合って派手な試合をして、インパクトのある試合をしたいと思っているので、応援よろしくお願いします」