MMA
インタビュー

【RIZIN】アゴ2カ所骨折から復活の佐々木憂流迦「『帰ってきたな』って。勝ったことは嬉しいけど何より“格闘技できたこと”が嬉しい」

2021/01/03 18:01
 2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナで開催された『Yogibo presents RIZIN.26』の第5試合でバンタム級(61kg・5分3R・ヒジ有り)で対戦した、佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイト・チーム)と瀧澤謙太(フリー)が、試合後インタビューに応じた。  元UFCファイターでRIZINバンタム級四天王の1人・佐々木は、2019年10月の『RIZIN.19』大阪大会で、朝倉海に1R 0分54秒 TKO負けを喫し、アゴを2箇所骨折。手術とリハビリを経て、1年2カ月ぶりの再起戦で、ストライカーの瀧澤謙太と対戦した。  大怪我からの復帰戦で打撃を得意とする相手との試合の「怖さ」について、試合前に「相手がぶっ飛ばしに来る状況で、リングに立ってみないと分からないけど、腹は決まっている」と語っていた佐々木だが、いざゴングが鳴れば、長い打撃を武器に積極的に間合いを詰めて、相手の距離にさせず。テイクダウンからマウント&パウンドで攻め、上のままゴングを聞いた。  2018年大晦日のマネル・ケイプ戦での判定勝利以来、2年ぶりの白星を掴んだ佐々木は、試合後、「リング立って勝って、周り見た時に『あっ、帰ってきたな』って。勝ったことは嬉しいけど、やっぱり“格闘技できたこと”が嬉しい」と語った。 佐々木憂流迦「アゴにもらって一歩引いちゃう自分がいるんじゃないかと思ったけど、そんなこと全然なくて“ファイター”でいられた」 ──試合後の率直な感想をお聞かせください。 「スゲー、嬉しいです」 ──久しぶりの格闘技で、久しぶりRIZIN(※2019年10月の朝倉海戦でアゴを二カ所骨折からの再起戦)でしたがいかがでしたか? 「やっぱり試合と練習は違うじゃないですか。リング立って勝って、周り見た時に『あっ、帰ってきたな』と思いました」 ──怪我からの復帰戦のリングに上がる気持ちは? 「離脱する理由がああいう怪我だったじゃないですか。打撃もらってアゴの骨を折っての離脱の仕方だったから、一発目でビビる自分がいるんじゃないかと、すごく思ったんですけど、やってみて1R目からプレッシャーを掛けれて打撃でも勝負できたのは、自分の中でめちゃくちゃプラスで、ああいう風に帰ってこれたのはほんとうに良かったです」 ──対戦を終えて、瀧澤謙太選手の印象は違いましたか。 「いい選手ですね。やっぱすごい気持ちのいい選手ですよね。気持ちがすごく伝わってきていい選手だなと思いました。ストライカーの瀧澤選手に打撃でああやって勝負が出来たのが、自分の中でデカかったと思います」 ──1年ぶりの試合で、勝利は2年ぶりです。 「言われて2年ぶりの勝利と気づきました。勝ったことは嬉しいですけど、やっぱり、なんかこう“格闘技できたこと”が嬉しいです」 ──試合直前の気持ちは? 「直前は……自分では不思議なんですけど、今回落ち着いていて。久しぶりという感じが無かったんですよね。本当になんか、日常といったら何ですけど、自分の一部みたいな感じで試合前とか行けたから、良かったですね」 ──瀧澤戦の対策は? 「右のヒザや、パンチ、フック系の選手なので、なるべく相手の外に外にとってって、前の足よりも頭を外でテイクダウン取っていくというのがあったんですけど、打撃でも触ってみて、もっと行けるんだったら行こうというのが、ありました」 ──パンチがアゴに当たる場面もありました。手術してプレートが入ったままのアゴに受けた感触はいかがでしたか。 「いやでもなんか、試合に集中できていて。もらっているけど、全然『これ返してやろう』という気持ちになっている自分がいたので、すげえホッとしました。あそこで一歩引いちゃう自分がいるんじゃないかと思ったんですけど、アゴもらったら“ヤバい”と思う自分がいるんじゃないかと思ったんですけど、そんなこと全然なくて、ファイターでいられたので、ほんとうホッとしたっス」 ──打撃でもアドバンテージを獲り、テイクダウンを奪い上を取りましたが、インサイドガードの中にいて、ニンジャチョークを仕掛けられました。あれは……。 「あれは危なかったっス(苦笑)。結構入っていて、あれマジちょっと、寝技行ったときに……気持ち悪くて(苦笑)(リカバリーで)食い過ぎて気持ち悪くて、セコンドは『的確に足一歩またいで』(パスガードしろ)と言ってくれてたんですが、上取ってて“気持ち悪りいな”と思っていて、あれちょっと良くなかったです」 ──「復活」と言っていいでしょうか。 「はい。復活と言っていいです。来年はもっともっと、飛ばして行けると思います」 ──今後の展望を教えて下さい。 「1年ちょいぶりに帰ってきて、今回はリカバリーもやり過ぎた感じで、めっちゃ気持ち悪くなったりとかしてたし、試合勘とかもあるじゃないですか。今回でちょっと取り戻したし、来年はもっと飛ばせると思うんですよ。試合をして身体は絶対強くなっていると思ったんで、今回やってみてすごい、今までだったら結構身体が流れる癖が会ったんですけど、カチッカチッと力が入るようになってたんで、『あ、俺ちょっと変わったな』と思ったんで、来年もっと飛ばして行ける思います」 ──「扇久保選手と対戦したい」というマイクアピールについての真意を。 「前戦で扇久保選手は、瀧澤選手に判定でしっかり圧勝して勝っていて、扇久保選手はタイトルマッチもやって、良い位置にいる選手。僕はいま、自分のなかでパワーアップしていると思っているので、良い勝負ができると思っているので、来年一発目はリカバリーもして、試合勘も戻っていると思うので、全然良い勝負ができると思って言いました」 ──次はどのような佐々木選手が見られるでしょうか。 「たぶん、今回の試合より強いと思いますよ。身体もスゲー強くなるし、もっと早く動けると思うし、スタミナ面も全然、今回は3R失速していたと思うけど、3R飛ばせると思います」 [nextpage] 瀧澤謙太「今のままじゃダメ。もっといろんな戦い方が出来るようなファイターにならないと」 ──試合後の率直な感想をお聞かせください。 「悔しいですね。悔しいのと、全力は出し切りました。めちゃくちゃ疲れました」 ──対戦を終えて、相手の印象は違いましたか。 「デカかったっスね。ウェイトがやっぱり戻ってきたなというのがありました。組みに関しては一緒でしたね。組んでくると思ったんで」 ──佐々木選手の打撃についてはどう感じましたか。 「打撃は予想通りでした。左ストレートからの左ハイを狙ってたのかなと。扇久保選手が左のパンチからの左ハイで僕がダウンを取られたので、それと似たようなことをやってきたなという感じでした。距離を潰して打撃もやってきたので、もうちょっと付き合わずに来るのかなと思っていました」 ──11月の試合から間もない連戦でした。敗戦からの修正には少し時間が足りなかったということはありませんか。 「新しいことは……前回の試合後『スタイルチェンジする』と言ったんですけど、スタイルチェンジするには時間が足りなかったかなとは思います。ただ、組んだら投げてサッカーキックやパウンドを打とうとは思っていました」 ──今後の展望を教えて下さい。 「扇久保戦の後と同じ意見で、今のままじゃダメだなと。自分のMMAを完成させて、もっといろんな戦い方が出来るようなファイターにならないと。そして皆が楽しんでもらえるような戦いを出来るように勉強して、練習して強くなります」 ──ところで、いつも試合後はキッチリとしたジャケットやスーツを着ていますが、それはイメージを意識しているのですか。 「そうですね。『スーツは瀧澤』で(笑)」
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