2020年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催された『Yogibo presents RIZIN.26』に来場し、大きな話題を呼んだK-1 WORLD GPフェザー級王者・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)。
武尊は来場前に2020年最後の練習を“108発ミドルキック”で締めくくり、来場後はそのまま登山して初日の出を拝むというタフネスぶりを発揮した。
1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』では、レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TOP ZEROS)の挑戦を受けてのタイトル防衛戦を行う。その大一番へ向けてのインタビューが主催者から届いた。
レオナ・ペタスは「色んな想いを拳に乗せて殴り合える相手」
――当初11月のK-1福岡大会で行われる予定だったタイトルマッチが武尊選手の左拳の怪我で延期となりました。欠場発表後はどのように過ごしていたのですか?
「左手はぽっきり折れていたのですが、逆にそれが良かったみたいで、思っていたよりも早く骨がくっついたんです。欠場を発表したあと、折れた箇所を固定しなくてもよかったですし、左の拳を使わない練習はずっと続けていました。スタミナや動きの部分では全く問題なかったので、あとは試合までに仕上げていくだけですね」
――延期になったタイトルマッチが1月の「K'FESTA.4」で行われることになりました。
「あまり期間も空けたくなかったし、僕とレオナ選手の試合を見たいという人も多かったので、出来るだけ早く試合はやりたかったです。そのなかで、いつもは3月に行われている『K'FESTA.4』が1月に行われることになって、自分としては身体のコンディションを整えて、一番いい状態で出来る最速のタイミングがそこかなと思いました。大会としてもK-1年間最大のビッグマッチで、K-1が代々木第一体育館に帰ってきて一発目の大会という部分でも運命的なものを感じます」
――武尊選手は2014年11月の現K-1の旗揚げ戦にも出場して、代々木第二で何度も試合をしていますが、いつか代々木第一でやりたいという想いはありましたか?
「そうですね。代々木第一はK-1が生まれた場所で、以前のK-1の大会を何度も見に行っていた場所です。僕もファイターとして、いつかこの会場でやりたいと思っていました。今のK-1も代々木第二から始まって、さいたまスーパーアリーナ、大阪、横浜アリーナ、名古屋、福岡…と色々な会場で大会をやってきて、こうして代々木第一に帰ってこれたことはとても感慨深いです。会見でも話したのですが、僕は過去のK-1がやっていた会場で、昔のK-1を超えたいという気持ちがあります。今回の試合は過去のK-1への挑戦でもあり、昔のK-1を超えたいと思います」
――改めて挑戦者のレオナ選手の印象を聞かせてください。
「ただの挑戦者という相手ではないですよね。アマチュア時代に戦った相手で、一度試合が流れた相手で、『K'FESTA.4』のタイトルマッチで戦う相手で……色んな想いを拳に乗せて殴り合える相手だと思います」
――武尊選手は4年連続での「K'FESTA.4」出場になりますが、毎年シチュエーションが違いますね。
「僕は大舞台に強いというか、テンションも上がるし、いい動きができるんですよね。実は『K'FESTA.4』ではワンデートーナメントも合わせると5戦やっていて、5戦5勝(4KO)・4連続KO勝利中なんです。その記録も更新したいし、また『K'FESTA.4』のタイトルマッチでKO勝ちを見せたいと思います」
――武尊選手の復帰戦、そしてこのタイトルマッチを楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか?
「代々木第一という会場で過去のK-1より盛り上がる興行にしたいし、そうするにはタイトルマッチが最高の試合で、僕が最高の試合で勝つことが必要だと思います。待たせてしまったお客さんに待ってよかったと思ってもらえる試合をしたいです」