2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』で、弘輝(team ALL-WIN)とライト級のスーパーファイト3分3R延長1Rで対戦する龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)が公開練習を行った。
龍華は2018年11月にプロデビュー。K-1甲子園では2018年こそ準優勝に終わったものの、2019・2020と-65kg級で史上2人目の連覇を達成した。2020年11月には志村力輝を初回でKOし、プロでは現在6連勝中。戦績は6勝(3KO)1敗。多彩な蹴り技を持つ。
公開練習ではジムの先輩である大沢文也を相手に、2分1Rのパンチのミット打ちを披露し。好調をアピールした。
「もう少し勝ちを重ねたら出られるかなと思っていたので、オファーをもらった時はありがたかったです」と、念願のK-1初出場に喜びの言葉を口にする龍華。傍目から見ると順調なキャリアの積み方をしているものの、「もっとできたと思いますね。デビュー戦の負けがなかったら、今無敗なんで、そう考えたらデビュー戦の負けが痛いなと思います」と不満足な様子だ。「試合でも練習でやってる動きがまだまだできないんで、練習でやってる動きができれば、完璧にどんな相手でも勝てる」と、さらなる成長に意欲を燃やしている。
そんな龍華が今回対戦する弘輝はK-1 JAPAN GROUPに参戦してまだ2戦しかしていないものの、激しい試合ぶりとリング内外での“悪童”ぶりで注目を浴び始めたファイターだ。その弘輝について「自分が今までやってきた中で強いほうの選手だと思うんですけど、普通にやれば自分のほうが全然強いので、多分KOで終わるんじゃないですかね」と自信満々の龍華。
弘輝が出場したABEMAのPPV企画である『K-1 DX』やYouTubeチャンネルでの言動にも触れ「イタいですよね(笑)。ホスト相手にオラついてないで、もっとプロ相手に行ったほうがいいと思います」とバッサリだ。弘輝からはカード発表記者会見で「倒れちゃうからがんばって」と言われたり、公開練習でも「記者会見でいちびってるのはダサい」という挑発的な発言を浴びている。
これには龍華も「公開練習でムカついたって言われても、だったら記者会見で言ってくれればよかったのにって思いますね。記者会見の最後でも、『倒れちゃうからがんばって』って言われたんですけど、それもぶっちゃけムカついてましたし、逆に『倒れちゃうのはどっち?』って言いたいですね」と怒り心頭のようだ。
また弘輝は第1試合への出場を希望し「火付け役になりたい」と発言しているが、龍華も望むところ。「第1試合で自分が倒して、一気に盛り上げて、そこから大会の流れを作れたらいいなと思います」と、弘輝をKOしてのK-1年間最大イベントのK’FESTAの火付け役になることを約束した。
K-1は初参戦ながら目標は大きい。「今年は無敗で終われたので、来年とりあえず一発目の『K'FESTA.4』で勝って、ベルトを目指してがんばっていきたいと思います」と、2021年はベルト戦線に絡んでいくことを目指す。「K-1甲子園も2連覇しましたし、今回の『K'FESTA』でいい勝ち方をすれば、全然あると思います」と、その手応えも掴んでいる様子だ。
最後には「初のK-1なので、初めて自分のことを見るお客さんもいると思うんですけど、自分の名前を憶えてもらえるように、弘輝選手を絶対KOで倒すんで、応援お願いします」とメッセージを送った。