キックボクシング
インタビュー

【RIZIN】那須川天心、クマンドーイを警戒「もらったら倒れるパンチ。スピードや殺傷能力はだいぶ強い方だと思う」テーマは“次元上昇”

2020/12/29 15:12
【RIZIN】那須川天心、クマンドーイを警戒「もらったら倒れるパンチ。スピードや殺傷能力はだいぶ強い方だと思う」テーマは“次元上昇”

エメラルドグリーンに染めた髪の話も。リラックスしてインタビューに答えた那須川天心 (C)RIZIN FF

 2020年12月31日(木)さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.26』に出場する全選手の個別インタビューが、29日(火)に行われた。

 第14試合の57.0kg契約3分3R(ヒジ無し)で、クマンドーイ・ペットジャルーンウィット(タイ)と対戦する那須川天心(TARGET/Cygames)がインタビューに答えた。

<質疑応答>

――コンディションはいかがですか。

「あと水を少し抜いて、計量を待つだけかなと。準備はもうずっとしていたので最高に調子はいいです」

――57kgの契約体重になりましたが、57kgの体重は天心選手にとって動きはどうですか?

「試合と契約体重が発表されたがのがギリギリだったので、その中で体重を有酸素運動で削って57kgの体重になります。もっと期間があれば下の階級で試合をやっても良かったのかなと思います。動き的には問題ないと思います。最大限のことを尽くしてやってきたので大丈夫です」

――ちなみに通常体重は?

「通常61kg。増えても62kgだと思います」


――対戦相手クマンドーイ選手の印象を教えて下さい。

「全体的にバランスもいいですし、蹴りもパンチも一発一発に重みがあり、もらったら倒れるパンチかなと思います」

――攻撃力はありそうだと?

「ありそうですね。思い切りがいいですし、タフだなと思いました」

――クマンドーイ選手の試合で、相手がの身体がパンチで浮かんだ時に空中でハイキックを出してKOした試合は見ました?

「見ました。当て勘があると思いますし、タイミングが上手いなと感じました」

――過去に対戦したタイ人選手と比べてはどうでしょう?

「スピードはありそうだと感じました。体格はスアキムの方が大きいと思いますけど、スピードや殺傷能力で言ったらタイ人の中でもだいぶ強い方なのかなと思います」

――短期間の中でもRIZINは主催者は強い選手を用意したと。

「そうですね。僕はわりと実力主義で生きているので、強いやつとやりたいという想いは昔からあるのでそこはブレないですね」

――視聴率も大きなテーマだと思いますが、そちらを取れる自信は?

「自信はあります。視聴率上げるためもそうですし、自分を知ってもらうために色んなメディアの活動をしてきました。YouTubeもそうですし、テレビに出せてもらったりとか、最後までギリギリまでやっていたので、そこはしっかり取りたいなと。でも、試合は集中しないと絶対にダメなので、後は運ですね」


――5年連続大晦日出場となりました。ご自身にとっての大晦日に出場することの意味、テーマはありますか?

「毎年大晦日はテレビで見ている人は大晦日を那須川天心で過ごす人が多いと思いますし、那須川天心を見ずに年を越せないと思っている人も多いと思うので、そういう人のためにもしっかりとここ1年やってきたことを出すしかないと思います。テーマは“次元上昇”です。ここ1年でだいぶ動きだったり、自分自身も変わってきたと思うので、みんなに差をつけるというか。選手たちの中でも凄かったな、あ 次元が違うんだと比べられないくらいの試合をしたいと思います」

――ボクシング転向でパンチのアピールだったり、蹴りを最後に見せてやりたいとか、どっちをより多く見せたい、出したいという想いはありますか?

「まだそこは全く考えてないです。偏ってしまうと今までやってきたものが崩れてしまいます。基本は今まで通りのスタイルを変えず、手数を増やしたい。パンチも蹴りも精度を上げています。あとは色々な技だったりを見せたいという感じですね」

――那須川選手は老若男女に人気がありますが、大晦日にどういうところを見せたいですか?

「今年1年、何が一番目立ったかと言うとコロナじゃないですか。その時代の中でも動いてきたっていうのを見せたいですね。こういう状況でもちゃんと大会は開催されますし、そこでもちゃんと勝ちます。無観客で僕は試合をしましたし、どう考えても主語、主役はコロナが、ってなってしまうので、そんなの関係なく今まで以上の那須川天心、格闘技の素晴らしさを改めて教えたい。今年は家にいる人が多くなると思うので今年はチャンスです。そういう意味でも迫力のある、元気のある試合をしたいなと思っています」


――次元が違う存在を見せたいと言っていましたが、那須川さんから見てこの人は次元がひとつ違うという方はいますか?

「現代にはいないと思いますね。アニメとかになるけれど、このタイミングでこういうことやるんだ!? という革命児ですよね。何か革命を起こす人はみんなから批判をされたりとか、馬鹿にされたりすると思うのですが、それをずっとやり続ければ馬鹿にもされなくなりますし、みんな納得すると思います」

――アニメで言うと誰になりますか?

「いっぱいいすぎて言えないです(笑)」

――最近ハマっているマンガはありますか?

「一番ハマっているのは、ずっと同じのを何回も見てるのは『AKIRA』です。あれは文化でありカルチャーです。その時代にありえないことが今の時代になって当たり前になってきたこととか、こんなおばあちゃんなのにこんな声を出すのかとか、その時代に考えられなかったことが出てきます。あとは、AKIRAという存在自体がカッコいいなって思います。近々、エヴァンゲリオンがあるので無茶苦茶、楽しみにしています。

 あと最後にいいですか。今回、髪の毛を緑にして初めて試合をするのですが、かの有名なビリー・アイリッシュ(=米国シンガーソングライター)を意識した髪型なので。結構気に入っているんですよね。世界基準だなって。似合わない、止めた方がいいと結構言われたのですが、自分が似合うと思えば似合うと思います」

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