2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』で、「日本vsタイ・5対5」対抗戦が行われる。
日本K-1選抜チームの大将を務める野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のインタビューが主催者を通じて届いた。野杁はTOPKING WORLDSERIES 2018 -70kgトーナメントで優勝したヨードクンポン・シットモンチャイ(タイ/Sitmonchai Gym)を迎え撃つ。
スカっといい気分になってもらえるような試合を見せる
――2020年は野杁選手にとってどんな1年でしたか?
「もっと試合をしたかったなっていう気持ちはあったんですけど、この状況の中、当たり前に試合ができる訳でもないですし、数試合でもやらせてもらったのはありがたいことでした。でも、その中でKOできなかったので、反省点が多い1年だったと思います」
――『K'FESTA.4』では日本vsタイの対抗戦に大将戦として出場、世界的な強豪のヨードクンポンと対戦することになりました。
「ヨードクンポンはムエタイの選手ですけど、自分から組みに来る選手ではないし、全然ムエタイっぽくないファイタータイプの印象です。僕とは噛み合う面白い試合になると思います」
――ムエタイは“立ち技最強”と言われることもありますが、他の選手とは違う独特の距離感や技術があるものでしょうか?
「実際にやってみないと分からない部分もあるんですけど、僕はゲーオともやっていますし、アマチュア時代にタイで練習や試合もやっているので、違いはあんまりないと思います。タイ人だからという苦手意識みたいなものも全くないです。タイ人相手にムエタイルールで戦うとなれば多少は違ってくると思うんですけど、K-1ルールは僕たちがいつも戦っているルールなので、どれだけ向こうが百戦錬磨のタイ人だったとしても、そう甘くはないぞと思います」
――対抗戦という形式で戦うことについては、いかがでしょうか?
「全勝しなければいけないと思ってます。最終的に個人戦にはなると思いますが、一人一人が試合をしっかり盛り上げて、その上でK-1側が5勝してくれればいいなと思います」
――しかも今回は対抗戦の大将という立場になります。そこは意識していますか?
「僕は今まで何度か対抗戦をやったことがあって、ジョーダン・ピケオーとやった時の日本vs世界では負けてしまったんですけど、Krush名古屋大会の名古屋vs東京だったり、ほかの対抗戦では全勝してるんですよね。僕としては対抗戦=縁起がいいもので、日本チームの大将として、大将らしい締め方をしないといけないと思っています。今回はKOにこだわりたいですね」
――ずばり2021年はKOにこだわる1年にしたいですか?
「そうですね。KOで勝ちを重ねて行けば、いずれベルトは見えてくると思うし、僕が目指しているものはK-1ウェルター級のベルトだけです。なかなかこの状況で外国人選手を呼ぶことは難しいと思うし、いつ王座決定トーナメントが行われるか分からないですが、早くベルトを巻くチャンスがほしいです」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをいただけますか?
「ここ最近モヤモヤした試合が続いているので、2021年初めにみなさんにスカっといい気分になってもらえるような試合を見せるので、ぜひ楽しみにしていてください」