海斗はパワーを活かした攻撃で安保にウェルター級の洗礼を浴びせるか (C)K-1
2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』で、第4代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(team ALL-WIN)と対戦する海斗(ポゴナ・クラブジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
海斗は『THE OUTSIDER』を経て2017年10月にKrushデビュー。強靭なフィジカルの強さを活かした攻撃力を誇り、戦績は8勝(6KO)4敗。3月の「第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメント」に出場したが木村“フィリップ”ミノルの剛腕の前にマットに沈み、前戦の8月には「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」で近藤魁成にKO負けと連敗。安保戦に再起を懸ける。
最近は総合のジムにも出稽古に
――2021年の第1戦『K'FESTA.4』での安保瑠輝也戦が決まりました。
「2020年は大きいチャンスをいただいたんですけど結果を残せなくて、連敗したのも初めてのことです。ずっと勝ちたいと思って日々過ごしていたんですけど、普通の選手を倒しても巻き返せないので、今一番名前のある安保選手と戦うチャンスをいただけて、名誉挽回するにはいい相手だと思います」
――対戦相手からすれば、これだけオイシイ相手はいないですね。
「はい、K-1の人は僕のことが好きなんですかね(笑)。まぁでも勝たないと意味がないので勝ちたいです」
――安保選手のことはどのように見ていましたか?
「階級が違ったので普通に安保選手のYouTubeも見ていました。選手としても上手いし、派手に倒して盛り上げてくれるし、僕にはないものをいっぱい持っているから、結構好きな選手でした。実は自分と安保選手は同い年で、安保選手が子供の頃にテレビに出ていたのも見てたんですよ。だから色々とリスペクトしてたところはあります。でも同じウェルター級に来るんだったら話は別ですね」
――安保選手はYouTubeで様々な企画もやっていますが、それについてはどう思いますか?
「喧嘩自慢のやつは面白かったですよね。まあ僕もアウトサイダー出身なんで、K-1のリングでは僕が喧嘩自慢代表で行こうと思います」
――海斗選手の言葉にもあった通り、2020年の負けを一発でひっくり返せるビッグチャンスだと思います。
「もうここで勝たないとダメですよ。ここで勝って勢いをつけて、またKrushのベルトに絡めるように。(加藤)虎於奈くんが前日23日にKrushでタイトルマッチが決まっていて、山際和希選手に勝ってくれると思うので、Krushのタイトルマッチで虎於奈くんにリベンジしたいです。次戦うことになったらボコボコにしたいので、安保選手に勝ってアピールしたいです」
――復活の勝利に向けて、今はどんなことを意識して練習していますか?
「自分はロングから飛び込んでの攻撃が得意なんですけど、近距離と中間距離のバリエーションが少ないというか、そこが弱いので、近距離のディフェンスや技術のやりとりを基本からやってます。最近は総合のジムにも出稽古に行かせてもらっていて、総合のファイターは打撃のやり方がK-1ファイターとは全然違うので、いい練習になるんですよ。あとは試合へ向けてしっかり仕上げていきます」
――それでは再びチャンスを得た今回の一戦へ、改めての意気込みをお願いします。
「もう“食ってやる”という気持ちしかないので、それだけを考えて毎日試合まで過ごしていきます。今は暗いニュースばっかりなんですけど、会場まで足を運んでもらえたらいい試合を見せますので、よろしくお願いします」