K-1デビュー戦は黒星に終わったMIO。プロ無敗の山田を相手に今度こそ勝利をつかめるか
2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館にて開催されるK-1 JAPAN GROUP年間最大のビッグマッチ『K'FESTA.4』で、プロ格闘技17戦無敗の山田真子(KINGS)と対戦するMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、12月24日(木)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。
ミット打ちでスピードのあるコンビネーションを見せたMIOは前回の試合を振り返り、「結果につながらなくて自分の動きがほとんどできずふわふわしていました。全然ダメでした。自分的には同じ立ち技やしいけると思っていたけれど、やってみると違いましたね。何が足りないとかは意識の問題で、自分で考えて改善はしています」とシュートボクシングとK-1の違いを痛感したという。
もうひとつの敗因は1年以上のブランク。「実戦の慣れが出来ていなかったので、ガチンコの試合になった時にあわあわしてしまいました。緊張して手足も出なくて。今はスパーリングを増やしています。もう同じ失敗をしてはいけないと思っているので、次はガツガツ行きたい」と、実戦の勘を取り戻している。
最近では出稽古も取り入れ、「同じ階級の女子選手ともスパーリングをやっています。練習している中で女子で頑張っている選手を見て、ああいう練習をしているんだとか、ああいう考え方をするんだとか、いろいろ吸収しています」と外部からの刺激も受けているようだ。
対戦する山田については「小さい頃から強いって知っていて、そこからずっと無敗ですよね。凄い方だと思います。同世代なので小さい時からやっていて強くて有名で、意識はしていました。いつかはやるんじゃないかって。やったら面白いんじゃないって周りからも小学生の時から言われていたので、大人になってからK-1の舞台でやるとは思わなかったですね」と、なんと小学生の時から知っていて意識していたと明かす。
「同じ階級なのでずっと意識はしていました。ボクシングに行ってしまったのでもうできないと思っていたので、戦えることが率直に嬉しいです。小学生の時に戻った気分。その時に教わっていた先生に報告したいですね」と、ここで交わることに運命を感じているようだった。
MIOも38勝(4KO) 5敗と高い勝率を誇っているが、山田はボクシングとキックボクシングを通じて17戦無敗。なぜ勝ち続けられると思うかと聞くと「普通に強いんだろうなって思います。戦ってみたら分かる部分があるかもしれませんね。そこまで特別めっちゃ強いという印象はないんです。でも勝っているので、芯の強さはあるんだろうなって」と、戦ってみて初めて分かるのでないかと予測。
しかし、「私が初黒星を付けたらめちゃめちゃよくないですか! 付けたいです。しかもK'FESTAっていう大きな舞台で試合ができるのが私の格闘技人生の中でも嬉しいことで。しっかり初黒星を付けたいですね」と、自分が初黒星を付けると言い放った。
「本当に勝ちたいのが一番なので、しっかり自分の動きを100出しきって勝ちたい。とにかく勝ちに行きます」というMIOの2021年の展望は「試合がたくさんできるに越したことはないので、たくさん戦ってK-1でMIOのストーリーを作っていきたいです。前は2カ月に1回のペースでやっていたので、その慣れがあって“あれ? 違うな”って思うんですけれど、できるだけ試合を多くやっていきたいです」と話した。
公開練習が行われたのはクリスマスイブ。クリスマスの予定はと聞くと、「今日も朝から練習していますし、明日も朝からパーソナルトレーニングがあります。練習します」とクリスマス返上で練習すると言うが、「でも体重が増えていないのでケーキだけいただいちゃおうかな」と笑った。