2021年2月27日(土)東京・後楽園ホール『Krush.122』の記者会見が12月22日(火)都内にて行われ、対戦カード第一弾が発表された。
ウェルター級3分3R延長1Rで、FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)と寧仁太・アリ(=アニンタ・アリ/K-1ジム総本部チームペガサス)が対戦する。
FUMIYAは水泳でジュニアオリンピックに出場し、陸上でも関東大会出場を果たしたフィジカルエリート。2017年3月にKrushでプロデビューし、そのデビュー戦では2戦目の鈴木に2度ダウンを奪われるも、3Rに右ストレートで逆転KO勝ちを収めている。11月の『スーパービッグバン』ではKrushウェルター級王者・山際和希にバックハンドブローでKO勝ちの番狂わせを起こした。戦績は6勝(6KO)7敗。
寧仁太は184cmの長身を誇り、第25回K-1アマチュアAクラス -70kg優勝。戦績は3勝(3KO)無敗とFUMIYAと同じく勝利は全てKOで飾っている。
「Krushに出るのは昨年11月以来。今回は本戦初出場なので、いつも以上に気合いを入れて頑張りたいと思います。必ずKOで勝つので応援よろしくお願いします」と寧仁太。FUMIYAは「毎回KOで勝つと言っていますが、楽しく試合をすれば多分いい動きができるので自然とKO決着できると思います」と、両者ともKO宣言。
互いの印象は「FUMIYA選手は元々スーパー・ライト級の選手でアグレッシブなファイトスタイルだと思います。パワー、スピードも兼ね備えていて、引き出しも多く、見ていても楽しいですし、試合をしても得られるものが多いと思うので自分も本気でぶつかっていきます」(寧仁太)、「身長が僕よりも10㎝近く高いので(FUMIYAは175cm)やりづらいと思いますが、ジムには180cm近い海斗がいます。一緒に練習していて戦い慣れているので、いい感じで試合ができると思います」(FUMIYA)とそれぞれ評した。
これが本格的なウェルター級転向となるFUMIYAは「スーパー・ライト級の頃は減量が凄くキツくて、マイナスのことを考えてしまうことが多かったんです。前回は67kg契約で試合をしてマイナスなことを考えることもなく、スムーズに体重も落とせて過去一に動きが良かったと思います」と、ウェルター級での活躍に自信をのぞかせる。
2021年の展望を聞くと寧仁太は「1月にウェルター級タイトルマッチがあると思いますが、次の試合しか考えていません。そこをクリアーしてタイトルマッチを狙っていきたいと思います」と、FUMIYAを倒してタイトルマッチに一歩近づきたいという。
FUMIYAは「僕はタイトルマッチを狙っているので、あと3戦以内に獲れればいいかなと思います。今回KOで勝って、もう一戦やって、勝てばタイトルマッチを組んでもえらえるんじゃないかと思ってます。ウェルター級は強い選手がいっぱいいるので、僕が階級を上げたからといってすぐタイトルマッチというわけにはいかないと思うので」と、段階を踏んでタイトルマッチを実現させたいとした。
最後に寧仁太は「久しぶりのKrush参戦ですが、ウェルター級のタイトルを獲るために必ず勝ちます」と宣言。FUMIYAは「楽しく試合をしようと思います。今までは勝たないといけないというプレッシャーもありましたが、今は全くなく、楽しく試合をすれば勝てるというのをこの前の試合で教えてもらったので、今回も楽しく試合をして会場を盛り上げたいと思います」とリラックスして試合に臨むと語った。